寄付したお金の使い途レポート

多頭飼育レスキュー 70代飼い主の入院 猫の世話に悩む現場から

アニマル・ドネーションでは、皆さまからお預かりした緊急支援基金を10頭以上の多頭飼育崩壊レスキューに入り5頭以上引き取られた団体様へお届けしています。

2024年10月2日・3日・12日に多頭飼育崩壊現場からレスキューされた新潟動物ネットワークさんに、緊急支援基金として2月28日に80,000円をお届けしました。

今回は、レスキューの詳細と基金の使い途について、スタッフの伊藤さんにお話をうかがいました。

健康不安がある70代独居宅からレスキュー

ー多頭飼育崩壊のレスキュー依頼はどこからありましたか?

「猫のボランティア活動をしている方から知人を通して情報がありました」

ーどのような経緯だったのでしょうか?

「 旧民宿建物に住む70歳代でお一人住まいの方が飼い主でしたが、敷地内にいる出入り自由の猫に不妊去勢手術をせず餌をあげていたら増えてしまいました。

年末の健康診断の結果が芳しくなく、過去にも大きな病気の既往歴があることから、深刻な健康不安がありました。

もしも入院になったら猫に餌をやることができなくなり猫が心配でならない。入院にならなかったとしても高齢なので猫を最後までお世話できないと危惧されての依頼でした 」

 

旧民宿の保護現場旧民宿の

猫たちの幸せな未来を願って

ー状況を教えてください

「捕獲総数は12頭。成猫4頭はTNR、子猫8頭も全頭手術をしNDNで保護しました。

成猫1頭分の医療費・保護費はその子の幸せを願った飼い主さんが負担されました。成猫3頭はTNRなので、飼い主さんの健康状態で今後問題になる可能性があります」

 

飼い主さんが幸せを願って保護費・医療費を負担された

 

ー今回の寄付はどのようにお使いになりましたか

「不妊去勢手術、保護した子猫8頭のノミダニ駆除、ワクチンなどの医療費、保護費に使わせて頂きたいと思います」

 

保護した子猫

ー最後に、支援者の皆さまにメッセージをお願いいたします。

「いつも温かいご支援をありがとうございます。 皆様からのご支援のおかげでたくさんの猫たちを救うことができています。

心より感謝申し上げます。

今回は高齢独居の方が無責任な餌やりをしていて増えてしまったケース。猫の数が増えて、自分の手に負えなくなってから相談がくることが近年増加しています。猫のことは可愛がっていますが最後まで責任を持つことが考えられていない。

会に相談がきたことで多頭飼育崩壊にストップをかけることができました。全頭保護することは難しいですが、残された子たちが猫生を全うできるようこれからも見守っていきたいと思います。今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします

 

 

新潟動物ネットワークさんは、動物と飼い主双方を救うべく日々奔走しておられます。
活動への皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。

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