プレスリリース:保護犬・保護猫の現状や課題、新たな知見・ノウハウを共有 『いぬねこ保護団体ミーティング2022』を開催
2022年12月08日 プレスリリース発信
動物関連団体へのオンライン寄付サイト運営の公益社団法人アニマル・ドネーション(所在地:東京都港区、代表理事:西平衣里、通称アニドネ、https://www.animaldonation.org/)は、去る12月6日に、アニドネの認定保護団体と『いぬねこ保護団体ミーティング2022』(オンライン会議)を開催しました。当日はアニドネ含めて全国の20団体・計40名が参加し、各団体が保護活動で直面している課題や活動事例を共有しました。
ニュースやTV番組で保護犬・保護猫が報じられることも多くなり、世の中の関心が高まるとともに保護犬猫を迎え入れる人も増え、保護活動への理解が広がるなど、環境改善を感じられることも増えてきました。
しかし、ブリーダーだけでなく一般飼養者までケースが広がっている多頭飼育崩壊や、保護犬や保護猫と偽るような悪質なビジネスケースなど、状況は複雑化しており対処すべき問題は山積しています。また、地域による関心度の違いや行政サポートの質量差異など、保護活動を行う上で働きかけていくべき点も依然として多数あるという現場の声が聞かれました。
さらに、安定した保護活動を行うために、活動を支える資金や物資のさらなる充実、ボランティアへの積極的な参加の必要性が挙げられました。
多くの団体の方に参加いただいた今回のミーティングでは、さまざまな情報交換の必要性や、場合によってはレスキュー活動の連動模索など、団体を横断した連携支援をアニドネに期待する声も挙がりました。
人と動物の共生を目指すアニドネは、団体間の協力の輪が広がるように尽力するとともに、引き続き、信頼できる認定団体を支援する寄付のお届け、また一般の方への啓発活動など、世の中に向け積極的な情報発信に努めてまいります。
■「いぬねこ保護団体ミーティング2022」実施概要
名 称:「いぬねこ保護団体ミーティング 2022」
日 時:2022年12月6日(火)オンラインにて実施
目 的:
〇保護犬猫への過信が高まる中、現場で多くの命と向き合う保護団体のリアルな声を集め、正しい現状認識と今後取り組むべき課題を明らかにする
〇保護団体同士が交流することにより、運営課題の共有や新たなノウハウ・知見を得る機会を持ち、よりよい活動の実現を目指す
実施内容:
◇第一部:情報共有や講演パート
・ 団体アンケート調査結果報告
・ 団体活動共有:シニア保護犬のケアについて
・ 団体活動共有:活動を支援するシステム活用
・ NPO法人どうぶつ弁護団の事業概要 説明
◇第二部:フリーディスカッション
・ 各団体の問題意識や課題へのアプローチなど
※詳細内容については、アニドネ広報までお問合せください。