「+イイコト」に動物を愛する出版社「Après-midi(アプレミディ)」様がご参画
「+イイコト」にご参画いただくのは、「国内・海外の知られざる文化や才能の発掘と継承」を理念に、自由な発想を大切に活動されている出版社「Après-midi(アプレミディ)」様。
今回、出版される書籍「文豪と犬と猫 偏愛で読み解く日本文学」に寄付がつくことになりました。
文豪たちの“動物愛”に光を当てた、新しい切り口の一冊
夏目漱石や川端康成など、日本文学史に名を残す“文豪 たちが、実は犬や猫を”深く愛していたことをご存じでしょうか。
彼らは犬や猫を溺愛し、日常のなかで語ったエピソードや残した証言は数多くあります。そうした存在が、作品や生き方に大きな影響を与えていたという視点は、これまであまり注目されてきませんでした。
『文豪と犬と猫 偏愛で読み解く日本文学』は、この新しい切り口に光を当てた往復書簡集です。
犬好きの文芸評論家・宮崎智之さんと、猫好きで日本文学に造詣の深い文筆家・山本莉会さんが、それぞれ「犬好きの文豪」「猫好きの文豪」について語り合います。文章は決して堅苦しいものではなく、会話のようにやりとりが進むので、文学に詳しくない方でもすらすら読み進められる内容です。
犬猫好きには共感できる場面が多く、文学ファンには巨匠たちの新しい一面に触れることができる一冊です!
これを読めば犬も、猫も、日本文学も、もっともっと好きに
夏目漱石、谷崎潤一郎、川端康成、二葉亭四迷など、犬・猫と深く関わった12人の文豪を取り上げ、彼らの作品・書簡・証言などから「犬猫と文学」の意外な関係性を解き明かします。
「犬や猫は大好き!でも日本文学はあまり馴染みが…」という方にも、コアな日本文学ファンの方でも、新たな読書体験を堪能することができます。
ニャンともワンダフルな日本文学の新しい魅力をお楽しみください!

1、 夏目漱石+犬 「猫」ではない大文豪の真実
2、 内田百閒+猫 ノラ帰らず、涙目の日々
3、 志賀直哉+犬 「駄犬」呼ばわりしていたのに
4、 谷崎潤一郎+猫 私は思い通りに使われたい
5、 川端康成+犬 涙をぽろぽろ流して泣く犬もいた
6、 森茉莉+猫 コカ・コーラの瓶の目から見た人間界
7、 幸田文+犬 動物のからだで一番かわいいところ
8、室生犀星+猫 人はいかにして猫に目覚めるか
9、 坂口安吾+犬 「堕落論」と犬
10、三島由紀夫+猫 天才が愛した美の獣
11、遠藤周作+犬 「合わない洋服」を着こなすために
12、二葉亭四迷+猫 人畜の差別を撥無して
■書籍情報
『文豪と犬と猫 偏愛で読み解く日本文学』
著者:宮崎智之、山本莉会
本体価格:1,760 円(1,600 円+税)
仕様:四六判/並製/164 頁
発売前から反響が大きく、6月末に発売し、発売日翌日に重版が決定するなど、その人気ぶりがうかがえます。
動物福祉にもっとカジュアルに興味を持ってもらえる書籍を出していきたいたい
「+イイコト」へのご参画にあたり出版社アプレミディの富永さんにお話しを伺いました。
ーなぜ寄付をしようと思われましたか?
「 私個人としても弊社としても、以前からアニマル・ドネーションを通して動物福祉活活動を行っている団体に寄付をしたり、アニドネの活動を手伝っていたりしていました。そのことを著者の宮崎さんも知っていたので、『犬や猫をテーマにした本書はぜひアプレミディから出版して売り上げの一部を寄付したい』と指名してくださったのです。こうした理由で選んでくださって、本当にうれしいことだと思いました」
―ご寄付をどのように使って欲しいですか?
「犬や猫が幸せになること全般、というとざっくりしすぎかもしれませんが(笑)、保護犬・保護猫活動を行っている団体の皆様のお力になれればと思います。近年は物価の高騰などで、保護団体さんのわんちゃん、猫ちゃんの電気代やごはん代も相当なものかと 。人間の暮らしも大変になってきていますが、そうした中で動物の保護活動をされている団体の方々には、心の底から『ありがとうございます』という気持ちです。なので、少しでもお役に立てればと思っております」
―日本の動物福祉についてどう思われますか?
「犬や猫のお迎え先として、保護犬・保護猫という選択肢が身近になってきていると感じます。私の周りでもとても多いですし、動物福祉への関心自体高まっていると思います。一方で、弊社のように「動物福祉活動に寄付をしている」と言うと、何かものすごく特別なことをしていると思われることがあるのも事実です。そんなつもりはないのですが (笑)。なので、動物福祉にもっとカジュアルに興味を持ったり、『自分にも何かできるかな?』と考えるきっかけみたいなものがあるともっといいのではないかと考えています。今後は弊社でそうした書籍も出したいですね」
―アニドネに一言あればお願いします
「いつもありがとございます !アニマル・ドネーションさんは寄付金の窓口だけではなく、パタパタパネル展やAWGsなど動物福祉について考えるきっかけをたくさん発信していて、動物の幸せを願う前向きなエネルギーに私自身も励まされています。私ももっと『思いをカタチに』していきたいので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします」
今回は、キモチをカタチにしてくださりありがとうございます。
この作品に関わったみなさんの思いが一人でも多くの方に伝わることを強く願っております。
※掲載の文章・写真は、公益社団法人アニマル・ドネーションが許可を得て掲載しています。無断転載はお控えください