特定非営利活動法人 ねこひげハウス
保護団体
シニア猫と傷病猫のために医療設備をもうけた終生飼養もできる保護シェルター
交通事故・虐待等により負傷した猫、障がいや持病持ちの猫、シニア犬猫を中心に保護活動と治療を行っています。
シェルター内には入院室・医療機器(酸素室、輸液ポンプ、血圧計など)が取り揃えてあり、医療ケア・サポート面が充実している団体です。
埼玉県八潮市を中心とした近隣地域(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)や他地域からの依頼にも対応しながら、他団体が保護しにくいシニア・傷病猫も積極的に受け入れています。
活動内容
医療ケアに特化した一軒家のシェルターでおよそ100頭の猫と2頭の保護犬を飼育。毎月の譲渡会で里親探し
医療ケアやサポートができる環境設備があるため、シニア猫や傷病猫を中心に保護活動を行っています。近年は高齢者や生活困窮者からの保護が相次いで、行き場を失くした猫の引き取りが増えている状況です。
行政や他の保護団体と連携を取りながら、地域のTNR活動や定期的な譲渡会(月2回)を開催、市役所からの犬猫に関する相談案件、他団体が保護しにくいシニア・傷病猫の積極的な受け入れなど、猫の命を救い守るための優先的な活動を続けています。
ねこひげハウスで暮らす猫の多くは高齢で、病気や怪我などのため医療ケアが必要な猫もたくさんいます。そのため里親様が見つからないままハウスで生涯を終える猫たちも少なくありませんが、最後まで穏やかに安心して過ごせる心地よい空間作りを心がけています。
保護猫たちの存在を広く知っていただくためにも、団体の活動報告や里親募集中の情報などをSNSでも積極的に更新中です。
今後のビジョン
行き場のない猫を一頭でも多く保護を。命が見捨てられない地域への社会貢献
交通事故等でケガを負ったり虐待されたりして地域で暮らせなくなった猫や高齢者の遺したペット、多頭飼育崩壊などの飼い主の事情で行き場を失くした猫を、動物福祉に基づき終生飼養できるシェルターとして機能していきます。
埼玉県では、傷病やシニアの猫は引き出しも少なく、殺処分やセンターでの看取りがまだ多いのも現状です。将来的に埼玉県動物指導センターからも引き出せるよう団体登録の申請を計画しています。一頭でも多く尊い命を救いたいと考え、地域全体でも円滑な動物保護活動ができるよう行政との連携を進めてまいります。
寄付使途
保護動物の医療費、その他非営利活動費
この団体の活動・お金の使い途レポート
基本情報
- 団体名
特定非営利活動法人ねこひげハウス
- 住所
〒340-0811 埼玉県八潮市二丁目327
- TEL
090-2316-4838
- メールアドレス
- 代表者
石川 砂美子
詳細情報
- 活動開始日
2011年06月(法人化:2016年12月5日)
- 活動エリア
埼玉県八潮市を中心とした近隣地域(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)また、地方からの案件にも対応
- スタッフ数
スタッフ数:48名 会員数:10名
*2024年10月現在
- 団体業態
シェルター型
- シェルター
有
- 動物種
犬0.2割(純血 10割:ミックス 0割)
猫9.8割(純血 0.3割:ミックス 9.7割)
- 保護頭数
2023年
犬(保護数 1頭:譲渡数 1頭)
猫(保護数 59頭:譲渡数 18頭)
2022年
犬(保護数 2頭:譲渡数 2頭)
猫(保護数 23頭:譲渡数 8頭)
2021年
犬(保護数 0頭:譲渡数 0頭)
猫(保護数 18頭:譲渡数 13頭)
累計
犬(保護数 12頭:譲渡数 10頭)
猫(保護数 319頭:譲渡数 91頭)
- しつけ
有(猫については人馴れ訓練や室内での飼育訓練。犬については協力関係にあるドッグトレーナーの下、しつけや日々のお散歩・トリミングなど適宜対応)
- 獣医
協力有(近隣の動物病院5~6病院と、それぞれの専門性に合わせて診察。セカンドオピニオンとしても協力要請。夜間救急時の対応OKな病院も複数あり。また往診医により定期的な往診と夜間往診、1回/年の全頭健康診断も実施)
- 平均滞在日数
7~8年
- 譲渡規則
- 譲渡条件
有(対面説明・自宅確認・トライアル期間・室内飼い・家族構成の確認・生活スタイル・飼育指導・ワクチン・狂犬病予防接種・フィラリア抗体検査・不妊去勢手術・マイクロチップ)
- フォローアップ
有(トライアル中から譲渡後まで随時相談を受付。飼育環境のアドバイスや病中病後のアドバイス、脱走防止対策の継続的なアドバイス等。飼育困難になった際のフォローアップ、引き取り)
- 譲渡金額
有(譲渡代金 1頭につき3万円+マイクロチップ代2,750円[2,500円+税]実費*仔猫・成猫問わず一律の譲渡金額)
- 譲渡後戻り頭数
ほとんどなし。過去、1件2頭あり(里親様が引っ越しで飼育環境が変わったため)
- 動物に対する福祉体制
冷暖房完備、十分な換気を行い、全室で日向ぼっこができるようにするなど、保護犬猫がストレスなく安心して暮らせるように配慮。拭き掃除・掃除機・トイレ掃除・敷物やベッドの洗濯など、できる限り毎日行い快適な環境を維持。随時食器を洗い新鮮な飲み水やフードを提供。治療食や療養食が必要な猫に対して個別に給餌。犬猫の健康状態に気を配り適正な医療がかけられるように対応。ケージでの隔離は最低限(入所時の検疫期間、病気・怪我による入院室のみ)で室内を自由に移動でき、キャットタワーや爪とぎを常備。個体によってケージを好む猫であれば、ケージ内管理も有。
- 団体設立のきっかけ・沿革
2011年より知人兄弟が長年にわたり集めてしまった猫約250頭と犬11頭(シェルターに猫約170頭犬1頭、知人宅に猫約80頭犬10頭)から始まり、保護活動をスタート。
2014年8月 動物愛護団体ねこひげハウス設立
2016年11月16日 特定非営利活動法人ねこひげハウス設立
2019年 飼育困難となった一軒家を猫116頭と共に正式に引き取り、物件を借り上げ賃貸借契約を締結現在シニア猫や傷病猫の中心に保護活動を実施。病気の猫たちの日常的な看病、看取り、毎日の清掃・給餌などハウス業務のかたわら、里親探しの譲渡会も毎月2回開催。
- 団体の特色
シニア、傷病猫の保護に特化、終生飼養することができるシェルター。5、6件の地域動物病院との連携や往診の獣医を含めて、安定的な医療ケアの提供が可能。シェルター内に入院室・医療機器(酸素室、輸液ポンプ、血圧計など)を取り揃えた医療ケア・サポート可能な設備環境。他団体が保護しにくいシニア・傷病猫の積極的な受け入れ。
- 活動内容
■団体設立のきっかけとなった一軒家の猫たちを含めた115頭の猫と2頭の犬の保護シェルターとしての飼育と里親探し
■交通事故・虐待等により負傷した猫、シニア犬猫の保護と医療ケア
■地域のTNR活動
■譲渡会開催
■多頭飼育崩壊、シニアが遺したペット問題、飼育困難となった犬猫、外で生きることが困難となった地域猫の保護
■市役所や地域の方からの犬猫に関する相談案件の対応
■団体の活動報告・支援物資のお願い・ボランティア募集など、積極的なSNS発信
- 定期イベント
他の保護団体と合同開催している譲渡会(月2回)
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