ねこ友会

保護団体

(2023年12月1日掲載開始)

千葉県我孫子市を中心にTNR活動と子猫や負傷猫を保護する団体

2015年、代表が自宅付近の野良猫問題に心を痛め、単独でTNR活動をスタート。
翌年には数多くの保護依頼を受けるようになったので、地元のメンバーを集めて団体を設立しました。今では会員が60人を超え、TNR活動から里親募集活動まで行っています。

傷病猫の療養や一時保護・終生飼育を行う「ねこ友ガーデン」とFIVキャリア猫のための「ねこハウス」、二つのシェルターを運営して幅広く活動しています。

活動内容

TNR活動と傷病猫や捨てられた子猫の保護・里親募集活動

TNR活動は曜日を決めて、天気や場所に関わらず実施。単に手術をしてリターンするのではなく、全頭に検便/補液をし、できる限りの治療を行ったうえで、元にいた場所に戻しています。地元の方々とも信頼関係を築きながら猫のネットワークを広げ、我孫子市内の野良猫数を減少させています。

TNR活動で元の現場に戻すことのできない傷病猫や捨てられた子猫等は保護して譲渡へ。

治る見込みのない猫は「ねこ友ガーデン」で終生飼育をしています。一度保護した猫は、その猫の症状・見た目がどうであれ、譲渡するまで、時には最期の瞬間まで責任を持つということを信条にしている団体です。

2023年、シェルターの環境改善のために「ねこ友ガーデン」の運営を開始。

譲渡会は、毎回20人~30人の会員で協力しながら、月に1、2回継続的に開催しています。

 

今後のビジョン

FIV(猫エイズ)キャリア猫に対する正しい理解を広め譲渡へ繋ぐ

FIVキャリアの猫を保護する「ねこハウス」の運営を安定させ、継続していきます。

FIVは主に猫同士のけんかや咬傷でウイルスが傷を介し感染するが、人にはうつらない感染症であること、長い潜伏期があって適切な管理によって発症せずに寿命を全うする猫も多いという正しい知識を会員全員で共有し、理解を広めます。

FIV(猫エイズ)キャリアの猫専用スペースの運営とFIVキャリアに対する正しい情報発信で、これまで進まなかったFIV(猫エイズ)キャリア猫を譲渡に繋げていきます。

寄付使途

保護動物の医療費、その他非営利活動費

スタッフからのメッセージ

ねこ友会

代表 桑野佳子さん

見知らぬ外猫を見かけると、路頭に迷っていないか、ご飯は食べられているかと心配になります。不妊手術済みのしるし、サクラ耳でふっくらしている猫だとホッとします。
縁のあった子猫や人馴れしている成猫は、ぬくもりあるおうちで過ごさせてあげたく日々活動しています。
これまでに保護した頭数は約1000頭、財団法人様のご支援の下、行政と協働でTNRを行った頭数は約1200頭に上りました。 1人で始めた活動も今ではありがたい事に会員60名を超え、協力病院様、里親様、一般の方々の温かいご支援に支えられて今日のねこ友会があります。
私たちは、猫と人が安心して共生していける環境を目指し、これからも活動を続けていきます。

里親さんからのメッセージ

里親さん

駒本香織さん&銀次郎君

保護猫をお迎えしようと思いねこ友会さんへお見合いに行ったところ、一匹お迎え予定でしたが、とっても可愛い三兄弟をお迎えさせていただきました。でも大正解!三兄弟とても仲良く遊んで、喧嘩してスクスク育ってくれました。その後もねこ友会さんから二匹お迎えし五匹に!みんな個性があり性格も様々です。三毛猫はツンデレ、白猫は几帳面ビビり、トラ猫は食いしん坊やんちゃ、黒猫はおっとりさん!それぞれ可愛すぎます!毎日毎日たくさんの幸せをくれます。 この子達のママになれて本当に幸せです。
この幸せなご縁を繋いでくれたねこ友会の皆様、ありがとうございました!

基本情報

団体名

ねこ友会

住所

千葉県我孫子市 

TEL

070-9101-7209

メールアドレス

abk.nekotomokai@gmail.com

HP

https://nekotomokai.amebaownd.com

代表者

代表 桑野佳子

活動収支報告

https://nekotomokai.amebaownd.com/pages/5401350/page_202110091530

詳細情報

活動開始日

2016年04月1日

活動エリア

千葉県我孫子市

スタッフ数

ボランティア64名 *2023年12月現在

団体業態

シェルター型・一般家庭と両方の一時預かり

シェルター

動物種

猫 10割(純血 0割:ミックス10割)

保護頭数

2022年

猫(保護数 126頭:譲渡数 100頭)

2021年

猫(保護数 141頭:譲渡数 116頭)

2020年

猫(保護数 107頭:譲渡数 98頭)

累計

猫(保護数 484頭:譲渡数 424頭)

しつけ

保護猫を預かる担当の方に「預かりボランティアマニュアル」を渡し、保護猫に対する医療・しつけ等を会で決めたルールとして統一。
たとえば、就寝時や留守番時はなるべくケージに入れて、ケージに慣れさせる。ケージは譲渡直後の慣れないときの安全スペースとしたり、譲渡後も来客があったり、洗濯物や家事で窓の開閉時にケージに入ってもらうことで脱走防止。ガスコンロ使用時の安全確保としても。
おやつに関しては基本不要で、服薬や人馴れ等、特別な事情がある場合にのみあげることとする。全て猫の安全や健康の為の必要なしつけとして徹底。

獣医

協力有(我孫子市内に2ヶ所、市外4ヶ所)病状によってその分野に強い動物病院へ依頼。

 

平均滞在日数

子猫は約2ヶ月
大人猫は約6ヶ月

譲渡規則

譲渡条件

対面説明・自宅確認・室内飼い・家族構成の確認・年齢制限・生活スタイル・飼育指導・ワクチン・不妊去勢手術・検便・血液検査

フォローアップ

有(譲渡前から猫の預かり担当と里親様でラインやメールで繋がり、譲渡後も猫の様子について連絡や相談を受ける。預かり担当は猫飼いのベテランが多く、あらゆる問題の解決策を提案可能。トライアル制度はないが、譲渡後2週間はキャンセル可能期間とする上に、2週間が経過後も状況によっては会に戻すという選択も可能
ルールはあるも柔軟に対応できるシステムを構築)

譲渡金額

初期一律20,000円
2匹目からプラス10,000円
(ワクチン代、FIV/FeLVウイルス検査代、去勢・避妊手術済の場合は手術代等の別途費用あり)

譲渡後戻り頭数

無し

動物に対する福祉体制

シェルターは冷暖房完備。朝夕1日2回、ご飯や服薬・掃除を交代で担当。フードは無添加で、状況により療法食や栄養価の高いフードに切り替える。適切な医療とワクチンの必要性も含め、預かりボランティアと里親様にも依頼。

TNR現場では、全頭に検便、補液を徹底。できる限り治療後に元いた場所へ。麻酔後は体温が下がるため、一時保護の環境を整えて、猫の負担を軽減。

団体設立のきっかけ・沿革

・2015年、代表が個人でTNR活動を開始

我孫子市での野良猫増加による糞尿被害などの問題をきっかけに、捕獲器を購入し、飼い主のいない猫の不妊手術を低価格で行ってくれる病院を探して成猫の TNR活動と子猫の里親募集が活動の第一歩。

・2016年「ねこ友会」発足
次々と捕獲・保護依頼が入るようになり、当時殺処分ゼロの公約を掲げていた市議の早川真さんと猫好きの仲間数名に声をかけ会を設立。

当初はほんの数名だった小さな会も現在は会員60名を超え、千葉県我孫子市と協働で TNR・保護・保護猫の譲渡活動を継続。

団体の特色

TNR活動と子猫の保護・里親募集活動を行う団体。傷病猫の療養や一時保護・終生飼育を行う「ねこ友ガーデン」とFIVキャリア猫のための「ねこハウス」という二つのシェルターも運営。
我孫子市と多頭崩壊の現場をレスキューする等行政とも連携しながら活動。

活動内容

1 TNR活動 (TNR活動とは、飼い主がいない猫を不妊去勢手術をし、地域ねこの目印となる耳カットをして元の場所に戻す活動)
2 猫の保護 (TNR活動で元の現場に戻すことのできない傷病猫や人馴れし虐待の恐れがある猫を保護。野良猫が産んだ子猫や捨てられた子猫も)
3 里親募集活動 (保護した猫を譲渡会やホームページ・SNSで里親募集)

定期イベント

・月1、2回の譲渡会と資金集めの為フリーマーケットを企画
(我孫子市の後援で、市の施設を借りて毎月開催)

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