公益財団法人 神奈川県動物愛護協会
啓発団体
1958年の設立当初より、動物病院を併設した保護施設で「動物愛護」の向上を目指し活動
60年前の創立当初から犬猫の殺処分を減らすための不妊去勢手術を実施し、保護動物の譲渡活動、啓発活動を行っています。
また犬猫ばかりではなく、動物全体に対する福祉への認識向上と、不幸な一生を余儀なくされる動物がいなくなることを目標に、アライグマ防除計画では唯一保護譲渡を行い、害鳥と呼ばれるカラスやドバトでも傷病があればできる限り治療にあたります。救える動物の生命を放置することが無いよう努めています。
活動内容
全国からの相談に対応。「動物福祉検定」を用いて、動物福祉に関する知識保有者を育成
犬猫の保護は、動物病院と保護施設を所有する団体として現在は傷病や老齢の犬猫を中心に救済。譲渡条件は、飼育ができなくなり保護の依頼が多い状況(住居・年齢・経済状態など)を基準に作成していますので、安易な飼育にならないよう丁寧に説明しています。
また、相談の半数を占めるノラ猫に関する問題については、問題となっている事象を取り除き、世話をする方の地域猫活動(TNR*)を支援し、積極的にトラブル解決に取り組んでいます。
*TNRとはTrap(保護)Neuter(不妊去勢)Return(戻す)こと
動物関連の電話相談は例年3000件程あり、北海道から沖縄まで、芋虫から鯨まで様々なご相談内容に出来る限り対応しています。
さらに、2017年2月から始めた新事業「動物福祉検定」は、動物の愛護及び福祉に関心のある方々が、犬猫ばかりでなく、家庭動物全般、展示動物、産業動物、実験動物、野生動物等の法律の違いや問題点などを学べます。一人でも多くの人に日本の現状を理解して頂き、最終的には動物福祉士の養成により日本の動物問題の解決に携わる人材育成を目指します。
今後のビジョン
動物に関するいろいろなセミナーを開催して問題解決、活動の推進に貢献
地域猫活動を進めるためのノウハウ共有やセミナーを実施し、地域や現場の方々のスキルアップを支援します。また法改正や問題等、世の中に知らせなければならない内容のセミナーの頻度を上げて開催する予定です。
小・中学校などの講演依頼や少人数のグループからのセミナー依頼にも応じることで、将来的な動物福祉への基礎を培っていきます。
さらに今後のステップアップとして「動物福祉検定」は、2年後には中級試験を実施、5年後には各所で実習を終えた動物福祉士検定を行い、実際の問題に適切に対応のできる人材育成を目指します。
寄付使途
ノラ猫の繁殖防止および地域猫推進活動費用、活動拠点の整備費、その他非営利活動費
この団体の活動・お金の使い途レポート
基本情報
- 団体名
公益財団法人 神奈川県動物愛護協会
- 住所
神奈川県横浜市港北区篠原西町33-27(2024年11月移転)
- TEL
045-421-5592
- メールアドレス
mail@kspca.jp
*メールでの問い合わせは不可
- 代表者
会長 山田佐代子
- 会員構成
有
応援サポーター3000:199名
応援サポーター5000:218名
財政支援個人賛助会員:165名、法人賛助会員6社
財政支援法人賛助会員:3社
その他「ノラ猫減らしたい」賛助会員:59名
*2025年3月末現在
- 活動収支報告
詳細情報
- 活動開始日
1958年4月(法人化:1958年4月23日)
- 活動エリア
神奈川県
- スタッフ数
有給スタッフ
(飼育管理5名、獣医師4名、動物看護師3名、事務2名)
ボランティア登録者:44名
*2025年3月末現在
- 活動実績
2010 麻布大学講義、地域猫活動について開催
麻布大学・神奈川区とノラ猫の生息調査開始2011 鎌倉映画を見る会講演、犬と猫と人間のより良い暮らし講演、キャットネットかまくら第10回小春日際講演、麻布大学講義
2012 ハッピーうさぎフォーラム講演、日本獣医学生協会セミナー講演、麻布大学講義、定期開催写真展内セミナー(2012年より継続)
2013 東京経済大学講義、麻布大学講義
2014 秦野中学校講演、東京経済大学講義、麻布大学講義、映画上映と飼主のいない猫のトラブル解決法開催
2015 田名中学校講演、麻布大学講義、横浜インターナショナルスクール講演、動物観研究会講演、神奈川県朝日新聞共催シンポジウムパネラー
2016 金沢区ねこ連絡会セミナー、動物と人の幸せプロジェクト講演、人と動物の関係学会講演、麻布大学講義、横浜市動物適正飼育推進員研修、保土ヶ谷区推進員研修、日本教育環境学会講演、犬の言葉を学ぶセミナー開催
2017 麻布大学講義2回、船橋市議会動物議員連盟セミナー、島に生きる猫を考えるシンポジウム開催
2016年度(2016.4.1~2017.3.31)
犬猫他の保護数:57頭
犬猫他の譲渡数:55頭
継続保護数 :57頭
里親会開催数 :26回
ノラ猫の手術数:642頭
相談電話総数 :3034件
見学実習総数 :241名2018 動物愛護法改正を考えるシンポジウム~問題点と未来像~、「黒澤&飯田の地域猫活動のすすめ」DVD完成目前試写会とトークライブ、「ノネコ問題の責任転嫁を許すな~やんばる地域の事例から~」、「最後までペットの幸せを守るために今あなたができること~ペットのための遺言・信託~」開催、日本大学動物資源学科講師、麻布大学獣医学部動物応用科学科実習講師、日本獣医生命科学大学動物科学科食料自然共生経済学教室講師、横浜市動物適正飼育推進員研修講師、目黒区民イベント講師
2019 「犬猫の繁殖販売を考えるシンポジウム~動物愛護法改正に望むこと~」、「これで安心?今回の動物愛護法改正」、「動物福祉セミナー」、「キャパシティー(許容範囲)を知っていますか?」開催、「犬と猫と人間と」10周年記念イベントトークショー、すまいるフェスin台東区2019(地域猫セミナー開催)、さくら国際高等学校講師、青山学院横浜英和中学高等学校講師、港北区六角橋町内会「防災とペット」講師、船橋市議会議員・動物議連勉強会講師、麻布大学獣医学部動物応用科学科実習講師、ペット法塾学習会講師
2020 新型コロナウイルスの感染拡大に伴いセミナー等中止
2021 新型コロナウイルスの感染拡大に伴いセミナー等中止
川口短期大学講師15回
2022 新型コロナウイルスの感染拡大に伴いセミナー等中止
川口短期大学講師15回
2023 ヤマザキ看護大学講師、神奈川大学法学部東郷ゼミ講師、川口短期大学講師15回
2024 ヤマザキ看護大学講師、神奈川大学法学部東郷ゼミ講師、川口短期大学講師15回
西寺尾第2小学校(動物愛護活動に関する授業)
団体見学6件(19名)、実習・職場体験23回(延数54名)、個人見学12件(15名)、里親希望見学25件(66名)
【譲渡等の実績】
2024年度(2024.4.1~2025.3.31)
*11月の施設移転により保護譲渡数過少*
犬猫他の新規保護数:11頭
犬猫他の譲渡数:10頭
継続保護数 :40頭
里親会開催数 :24回
ノラ猫の手術数:174頭
相談電話総数 :2324件
見学実習総数 :154名
活動開始からの累計保護数・累計譲渡数(1996年度~2024年度)
累計保護数:2,546頭
累計譲渡数:2,309頭
- 団体設立のきっかけ・沿革
団体設立以前に、日本動物愛護協会神奈川支部として活動していた内山登志子元県知事夫人が創立。日本動物愛護協会神奈川支部として野毛山動物園に寄贈されている動物慰霊碑は、内山登志子氏が彫刻家の安田周三郎氏に制作を依頼。その慰霊碑の石板には、雀の亡骸が彫刻してあり、小さな雀の死にも悼む心が込められている。内山登志子氏は、犬や猫の等の他、野生動物の保護活動も活発に行っていた。
<以下、施設での通常活動以外を記載>
初代会長 内山登志子 昭和33年 神奈川県知事夫人
・丹沢のシカ猟解禁への反対運動
・野生動物の生息地保護及び動物愛護の啓発看板50カ所設置
・動物愛護ポスター、チラシ等作成。会報「動愛」の発行配布
・特定地域にて犬猫の無料不妊去勢手術実施
第2代 小池鉄三 昭和37年
第3代 栗原忠夫 昭和38年 社会福祉法人 神奈川県老人福祉事業団専務理事
・野鳥の巣箱設置と生育状況調査
・野鳥の保護及び生息状況調査
・犬飼育所の環境調査
・犬の交換会(現在の里親探し)を実施
・野犬の実態調査
・神奈川県犬管理センターから譲渡された犬の飼育指導、健康診断、疾病治療を含む愛犬教室を実施
・映画で犬の首を切るシーンの発表に抗議
第4代 須川豊 昭和53年 神奈川県栄養短大学長
・神奈川県と契約し猫の引取り事業(約10ヵ月間)
・動物愛護相談員の養成に向け講習会を実施
第5代 岡崎千恵子 昭和56年 日本動物福祉協会茅ヶ崎支部長
・日本カインドネスクラブと共催し、講演会、映画会など実施
・動物愛護週間に愛護ポスター、写真展を実施
・中学校の子猫解剖に抗議
第6代 下里洋一 昭和63年 湘南動物愛護会代表
・協会施設における健康な動物への安楽死を廃止
・附属動物病院における犬猫の不妊去勢手術拡大
・ノラ猫の捕獲手術(TNR)の開始
・月1回のバザー及び譲渡会開始
・スペインの闘牛への反対活動
・雲仙普賢岳被災犬の里親探しと街頭募金開催
・阪神淡路被災犬の里親探し
・神奈川県災害時動物救護活動検討委員会委員就任
第7代 山田佐代子 平成11年 犬猫どうぶつ会代表
・神奈川県と提携しアライグマの保護活動開始
・春秋の定例街頭募金開始
・活動報告と動物問題の周知を兼ねた写真展を開始(年1回)
・動物販売のない店舗内にて月1回の譲渡会開始(2か所)
・県内全小学校に「ウサギ・ニワトリの扱い方」ポスター配布
・神奈川県鳥獣総合対策協議会サル対策専門部会委員就任
・神奈川県鳥獣総合対策協議会外来生物対策専門部会委員就任
・WSPA加盟
・神奈川県動物愛護推進協議会委員就任
・動物愛護法改正、ノラ猫問題等シンポジウムの開催(年1回)
・保護犬のドッグトレーニング開始
・動物愛護活動貢献者に神奈川県動物愛護協会賞の授与開始
・日本郵便の動物愛護寄附金分配を受けノラ猫500匹無料手術
・麻布大学、神奈川区と協働しノラ猫の実態調査開始
・公益財団法人へ移行
・動物福祉検定の開始・横浜市 人と動物との共生推進よこはま協議会委員就任
・横浜市 災害時動物救援連絡会委員就任
・相模原市 人と動物の共生社会推進懇話会委員就任
・相模原市 動物の多頭飼育に関する届出に係る検討委員会委員就任
・専門学校動物21 教育課程編成委員会委員就任
・犬猫の殺処分ゼロをめざす動物愛護議員連盟プロジェクトチームアドバイザー就任
・施設移転
- 団体のビジョン
犬猫ばかりではなく、動物全体に対する福祉への認識を高め、不幸な一生を余儀なくされる動物がいなくなることを目標に事業を展開。
創立時からの犬猫の保護譲渡は、同様の活動を行う個人・団体が増加しているため、動物病院と保護施設を所有する団体として傷病や老齢の犬猫の救済に枠を広げることを検討中。また、譲渡に関しては、長年の保護依頼理由から設けた譲渡条件を基準に、飼育不能になる可能性が高いと思われる住居状況・年齢・経済状態などがある飼育希望者には譲渡を行わず、その理由を伝えた上で、安易な飼育は考え直すよう丁寧に説明。
相談の半数を占めるノラ猫に関する問題については、問題となっている事象を取り除き、世話をする人への意識向上を目的とする地域猫活動を支援し、積極的にトラブル解決に取り組む。また、島嶼で起きているノイヌ、ノネコ問題に対しては、法的な問題とともに犬猫と野生動物の双方の良い方向の模索を継続。
動物虐待の立件に不可欠な動物法医学が獣医大学のカリキュラムに取り入れられる働きかけを行い、現在では未確立な警察との連携確立を目指す。
2017年2月から始めた新事業「動物福祉検定」を用いて、動物の愛護及び福祉に関心のある方々に、犬猫ばかりでなく、家庭動物全般、展示動物、産業動物、実験動物、野生動物など、人が区分した利用等による法律の違いや問題点等を受け伝える。そして、一人でも多くの方が日本の現状を理解し、最終的には動物福祉士の養成により日本の動物問題の解決に携わる人材育成を目指す。
現在の小学校教育では、犬猫の飼育の在り方もカリキュラムには含まれておらず、また保護者・教員にも知識や理解が薄い状況がある。そのため総合学習の時間を用いて、1年に1度は、動物の飼育等に関する教育の時間が設けられるよう働きかける。
- 団体の特色
約60年前の創立当初から犬猫の殺処分を減らすための不妊去勢手術の啓発と実践。財団法人として創立者の意志を堅持し、施設を守り続けている。
真に動物を救いたい方々が集い、啓発団体において、日本で唯一、動物保護施設と動物病院を持ち60年間の運営を行っている財団法人であることは大きな特徴である。
動物を保護する場合、獣医療は必須のため、30年前から獣医師が常勤し、現在は飼育スタッフの半数がアニマルヘルステクニシャンとしても勤務できる為、保護動物の健康管理は充実。
また外来生物法制定の際に、個人において新たなアライグマの飼育禁止から一定条件の基に飼育許可が得られるようにできたことは、「害獣」として撲滅を正当化する流れにささやかだけれども問題提起をしたと言える。
救える生命は微々たるものだが、アライグマなど外来種だけでなく、害鳥と呼ばれ傷病でさえ保護機関のないカラスやドバトにもできる対応をすることで、動物生命に人が無関心にならないよう尽力。
動物関連の相談は、例年2000~3000件程度対応しており、内容によっては1時間以上の時間を要する。また、北海道から沖縄までの全国エリアから、芋虫から鯨まで様々な動物相談があるため、出来る限り適切な応対ができるよう日々勉強。
日本の動物行政は、先進国の中で非常に遅れていると言われ続けているが、そこには日本の動物愛護活動自体を個人が個々の思いで行う活動が「動物愛護活動」とされてきた点も要因の一つ。動物福祉検定は、種により異なる動物の生態や福祉の内容、様々な法律の枠組みなど、基本的な事を動物に関心のある多くの方々が学べる先駆的な事業と捉えている。
- 活動内容
・動物保護施設及び動物病院の運営
・動物の保護譲渡活動
・動物愛護活動及び動物愛護法に関する各種セミナー
・教育機関からの講師依頼対応
・動物福祉検定の実施
(新型コロナウイルス感染症により中止後未再開)
- 定期イベント
〇犬猫の譲渡会:月3回
(PETON鎌倉:第1日曜、青葉区ハックドラッグ第3日曜、協会施設:第4日曜)
〇動物愛護週間イベント:年3回(神奈川県、横浜市、横須賀市)
〇チャリティバザー:月1回(協会施設)
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