アニマル・ドネーションでは、皆様からお預かりした緊急支援基金を、10頭以上の多頭飼育崩壊レスキューに入り、5頭以上引き取られた団体様へお届けしています。
今回は2026年3月、ブリーダーの死亡による多頭飼育崩壊から6頭の犬をレスキューした『特定非営利活動法人アグリドッグレスキュー』さんへ、2026年4月に60,000円の寄付金をお届けしました。
光や風、音‥‥外の世界を全く知らなかった「たんぽぽ」
ー今回のレスキューの経緯を教えてください
「アグリドッグレスキューでは、廃業した(する)ブリーダーからの引き取りのみを行っています。今回はブリーダーの死亡による廃業で多頭飼育崩壊が発生し、関係者から直接依頼を受けてレスキューに向かいました。現場にいた27頭のうち、アグリドッグレスキューでは3月16日に5頭、18日に1頭の合計6頭を引き出しました。どの子も共通して痩せすぎ、耳ダニ、歯周病などが見られた他、ヘルニアの疑い、子宮水腫、パテラの疑いのある子もいました」


ー今回の寄付はどのようにお使いになりましたか
「耳ダニや歯周病などの治療、また避妊去勢手術や病気の手術が必要な子もおり、すべて治療費に使用いたしました。その中で、たんぽぽと名づけた小型犬の女の子は、これまで外の世界をほとんど知らず、光や風、音といった当たり前の環境さえ、初めて経験する状態から新しい生活が始まりました。
推定7歳ほどの小さな体には、心臓疾患(僧帽弁閉鎖不全症)、パテラ、外耳炎や耳ダニ、ヘルニアや歯の問題など、複数の医療ケアが必要な状態がありましたが、ご寄付によって、避妊手術やヘルニアの手術、歯科処置など必要な医療を受けることができました。また現在も、心臓の治療や耳のケアなど継続的な医療を行っています。こうした医療は、保護団体だけで支え続けるには大きな負担となります。実際に現場では『必要な医療をかけてあげられるのは支援のおかげ』という声があるように、寄付は治療そのものを支える力になっています」

寄付による治療で「家庭犬」としての新たな生活をスタート
ーたんぽぽの現在の様子を教えてください
「現在のたんぽぽは、預かりボランティアのご家庭で、先住犬とともに生活しています。過去の環境の影響を抱えながらも、たんぽぽは人に寄り添う優しさと明るさを持つ子です。人懐こい性格で、しっぽを振って甘えたり、日々の生活の中で少しずつ家庭での暮らしを学んでいます。また、譲渡会にも参加しながら、ずっとの家族との出会いを待っている最中です。これまで知らなかった世界に戸惑いながらも、ひとつひとつ経験を積み重ね『家庭犬』として歩み始めています」
ー支援者様へのメッセージをお願いいたします
「今回、たんぽぽが必要な医療を受け、安心できる環境で暮らし始めることができたのは、アニドネを通じて寄せられた皆さまのご寄付のおかげです。寄付は単なる資金ではなく、治療を受ける機会・安心して暮らせる場所・新しい人生のスタート、そのすべてを支えています。どんな背景の子であっても命をつなぐという選択ができるのは、支えてくださる皆さまの存在があってこそです。 心より感謝申し上げます。
ショーウィンドウに並べられた、可愛い子犬たち。その背景には、たんぽぽのように、ただ産むための道具として生かされている繁殖犬が、まだ狭くて暗い檻の中で暮らしているかも知れません。
たんぽぽは今、たくさんの人に見守られながら、新しい家族に出会う日を待っています。これからもアグリドッグレスキューは、一頭一頭に寄り添いながら命をつないでまいります。引き続き、温かいご支援・応援をどうぞよろしくお願いいたします」

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