動物達が教えてくれるコト・与えてくれるモノ
アニマル・ドネーションは皆様からお預かりした寄付金を認定団体様へお届けしています。
アニドネ認定保護団体『特定非営利活動法人アニマルレフュージ関西(通称アーク)』さんには、2025年2月405,181円、3月84,552円、4月232,672円の寄付金をお届けしました。お届けした寄付金をどのように活用されているのか、担当の奥田様に伺いました。
寄付が支える保護動物の健やかな暮らし
ー寄付金は何にお使いになりましたか?
「保護した動物達の医療費や療養食などに使わせて頂いています。動物達が健やかに過ごせているのは、皆様のご支援のおかげです。本当にありがとうございます」




「ボランティアにご応募頂ければ、シェルターで過ごす動物達やお世話をするスタッフ達の様子を実際にご覧いただけます。ご興味があれば、是非お越し下さい」※アークさんのボランティアは応募予約制です。毎月10日~15日辺りに告知がありますので、ホームページからご応募ください。
シェルターに入所した動物達は、スタッフの手厚いお世話を受けて心身の健康を取り戻すと、新しい家族の元へ卒業していきます。しかし、先天性の疾患を抱えていたり、入所前の状況によって全快しない後遺症がある子達は、なかなか迎え主に巡り合えません。島根多頭飼育崩壊でレスキューされたマンゴーも、そんな『なかなか卒業できない子』の1匹でした。
命が教えてくれた事を次の命へ
しかし2024年10月、待ち望んだご縁が結ばれました。迎え主となって下さったのは、奈良にお住まいの鈴木様。マンゴーのお迎えを決意された心境を伺いました。
ー両視力が悪いマンゴー。飼養するには何かと大変かと思いますが、どうしてお迎えを決意されたのでしょうか?
「島根多頭飼育崩壊レスキューで、ずっと残っている子が気になってしまって…」

そうなんです。実は鈴木様のご家庭には、同じ現場からレスキューされたヒッコリーとアスペンが既に家族として暮らしているのです。

ーヒッコリーはマンゴーと同様に視力が弱く、アスペンは極度の人見知りです。敢えて、飼養の難しい子を迎える理由は何でしょうか?
「先住犬で介護を経験したからでしょうか。お世話が難しい子でも迎える自信が持てました。先代の子達が命を懸けて教えてくれた事を、次の子の命に生かす。それが先代の子に対する感謝になると思っています」


動物は心を満たしてくれる家族
ー保護犬、しかもハンデのある3匹との生活は如何でしょうか?
「我が家はもともと”落ち着いた感じの子”が馴染むようで、アークさんにお薦めされたハンデのない先代の子も今の子も同じ、のんびり暮らしていますよ。大昔、犬は番犬と言う”道具”でしたが、今となっては信じられません。かけがえのない”共に生きる家族”です」

「家族としての繋がりは心を満たしてくれます。この子達が抱える過酷な過去を思うと、愛情がより深まりますね」

かたむけた愛情を真っ直ぐな瞳で受け取るヒッコリー・アスペン・マンゴー。彼らは受けた以上のモノを鈴木様に与えているようです。
苛烈を極める環境を生き抜いてきた3匹が、一般のご家庭へ迎えられるには、アークでの療養とお世話が不可欠でした。彼らの様な子に『1日も早く、ずっとの家族を』と日々頑張るアークさんに、皆様の温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
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