寄付したお金の使い途レポート

多頭飼育崩壊~60代ひとり暮らし現場から36匹の猫と飼い主さんを救う

アニマル・ドネーションでは、皆さまからお預かりした緊急支援基金を10頭以上の多頭飼育崩壊レスキューに入り5頭以上引き取られた団体様へお届けしています。

2024年7月24日と25日に多頭飼育崩壊現場からレスキューされた新潟動物ネットワークさんに、緊急支援基金として9月30日に150,000円をお届けしました。

今回は、レスキューの詳細と基金の使い途について、スタッフの佐藤さんにお話をうかがいました。

多頭飼育崩壊とは、人と動物の共生が崩壊してしまったということ

ー多頭飼育崩壊のレスキュー依頼はどこからありましたか?

「新潟市愛護センターよりTNR協力の連絡がありました」

 

ーどのような経緯だったのでしょうか?

「一人暮らしで経済的にも余裕がない60歳代男性宅にて、元々は5匹の猫を迎えたのがきっかけ。

日々餌をやっていたら、手術をしていなかったため猫が爆発的に増えてしまったとのことでした」

 

ー状況を教えてください

「ご本人も数の把握はできておらず、 敷地内はごみ屋敷で家の中は家具や備品が散乱していました。風邪をひいている子猫が多く、すごいノミの数でした。 又、警戒して近寄ってきませんでした」


 

 

「今回の現場は、 捕獲総数36匹。

愛護センターの引き取り4匹、TNR17匹、NDNの保護15匹 捕獲器を設置し成猫はTNR。

捕獲された猫の中には子猫が数多くいて保護先の確保が難しいことから1.5キロを超える猫はTNRしました。 他の子猫15匹は保護して里親さんを探します」

 

ー今回の寄付はどのようにお使いになりましたか

「成猫の手術代、風邪猫の治療、子猫のワクチン、ウイルス検査、検便、駆虫、保護費に充てさせて頂きたいです」

 

ー最後に、支援者の皆さまにメッセージをお願いいたします。

「この度は皆様からの温かいご支援のおかげで多頭飼育崩壊現場から何匹もの猫たちを救うことができました。

成猫はリリースしてそのままお世話をしてもらい子猫は治療後温かい家庭に譲渡されるよう繋いでいきます。

それにより困窮していた飼い主さんもこれ以上猫が増えることはないので、安心してお世話をし暮らすことができるようになりました。

これからも人と動物とが共生していく社会を目指して活動していきたいと思います。
今後ともどうかご支援のほど宜しくお願い申し上げます」

 

新潟動物ネットワークさんは、動物と飼い主双方を救うべく日々奔走しておられます。
活動への皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。

 

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