保護犬に美味しいご飯と快適な住まいを
アニドネでは認定団体へ寄付金をお届けしたあと、使途内容を詳しく聞いてレポートしています。
今回は、長野県松本市にある「一般社団法人 ゆめまるHAPPY隊」さんのレポートです。「ゆめまるHAPPY隊」の施設は、飛騨山脈や筑後山地に囲まれた自然豊かな場所にあります。常に50頭近く、多い時には70頭もの犬が暮らすことができる大型シェルターの「ゆめまるHAPPY隊」。アニマル・ドネーションは、2024年3月135,563円、4月451,955円、5月343,384円と、皆様からお預かりした寄付金をお届けしています。代表の国本さんに寄付金をどのように使われたのかお聞きしました。
どの子も分け隔てなく、美味しいご飯を
ーここ数ヶ月のアニドネからの寄付はどのように使われましたか?
「犬たちのフード代として使うことが多いです。保護する犬たちには、高齢犬や虐待の跡がみられる犬、性格が荒い犬も多いのですが、『ゆめまるHAPPY隊』ではどんな子も受け入れ、分け隔てなくお世話しています。どの犬もみな、とても食欲旺盛。朝と夕方の2回の食事を待ち望んでいます。彼らの期待に応えるべく、食事はいつもドライフードだけではなく、オリジナルのトッピングを加えています。今日は、数種類の缶詰で作った特製スープをトッピングしました。時には蒸かしたお芋をのせたり、お米とお肉を煮込んだものを加えることも。だから、どんなにたくさんフードを購入しても、すぐに在庫が尽きてしまうんです。
アニドネからの寄付がなくては立ち行きません。とてもありがたいです。
どの子にも、美味しいフードをお腹いっぱい食べてもらって、一日も早く新しい幸せな家族のもとに出発できるよう、しっかりお世話をしたいと思っています」
シェルターのメンテナンスもスタッフ自ら
―本当に大きなシェルターですね。維持していくのは大変なのでは?
「このシェルターには、大型犬、中型犬、小型犬用の部屋とそれぞれのドッグランがあります。食料や衛生用品などを保管する部屋もたくさんあります。高台には、ちょっと元気すぎる(笑)犬用のシェルターと広いドッグランがあります。とにかく広いし、犬の数も多いので、掃除機は業務用の大型を使っています。洗濯機は3台ありますが、1日に10回はまわしていて、洗剤も大量に必要になります。
犬達は壁をかじったり、地面を掘り起こしたり、芝を剝がしたりと、とてもやんちゃで補修が追いつかないほど。ほとんどすべてDIYしているので、たくさんの材料や工具などが必要になります。アニドネからの寄付は、そういった施設の整備費としても活用させてもらっています」
―自分達でメンテナンスを?
「はい。実は、このシェルターはいちから自分達で作ったんです。メンテナンスも自分達でやっています。ドッグランの塀は木材を組み立てて、その上に黒いペンキを塗りました。地面には、水はけがよく耐久性に優れている砂を敷き詰め、ところどころに芝を敷きました。犬達の各部屋からドッグランに繋がる通路は、階段だったり、スロープだったり、犬達の大きさや健康状態に合わせた工夫を凝らしています。そして、犬達に快適に暮らしてもらうためには、こまめなメンテナンスが重要!大変ですが、この子達が嬉しそうに走り回っている姿を見たら、苦労なんて吹っ飛んでしまいます」
ー最後に支援者様へのメッセージをお願いします
「いつもあたたかいご支援をありがとうございます。皆様のおかげで、行き場を失った犬達に、素敵な家族を見つけるための再出発のお手伝いができています。これからも皆様からの応援を励みに、誠実に活動していきますので、応援をどうぞよろしくお願いいたします」
「ゆめまるHAPPY隊」にお邪魔して、スタッフさんたちが真摯に犬達に向き合っている姿と、愛情をいっぱい受けて伸び伸びと暮らしている犬達の姿に、胸が熱くなりました。今後も応援よろしくお願いいたします。
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