寄付支援で保護犬の難しい手術が可能に
アニマル・ドネーションはみなさまからお預かりした寄付金を認定団体様へお届けしています。
今回は、シニアの子も、病気の子も「全ての犬を笑顔に」をモットーとして、埼玉・千葉を中心に東京・神奈川・茨城などで活動している保護団体『特定非営利活動法人アグリドッグレスキュー』さんへ、2023年7月に345,031円、8月に372,814円、9月に71,530円をお届けいたしました。
寄付金をどのように使われたのか詳しくお話を伺いました。
犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)手術成功で、大好きな森でのお散歩を復活!
ー 今回の寄付をどのようにお使いになりましたか
「アグリドッグレスキューでパピーのころに保護した中型犬ミックスの女の子、シフォンちゃんの膝蓋骨脱臼と前十字靭帯損傷の治療・手術に使用させていただきました」

「美しい顔立ちとスっとした立ち姿が印象的なシフォンはとても警戒心の強い女の子。車や人や自転車が行き交う私たちにとっての日常の暮らしは、シフォンにとっては怖いものだらけ。そんな中、唯一楽しめ自信をもって歩けるようになった場所が、街の中で生きる野鳥たちが住まう小さな小さな森の中でした。そんなある日、シフォンの歩き方がおかしいことに預かりボランティアの『みとちさん』が気づいたのは1歳4か月の頃でした」

「診察の結果は、両膝の膝蓋骨脱臼(パテラ)との診断でした。
右膝はグレード3。そして前十字靭帯の損傷が伴っていました。左膝もグレード2。このままだと近いうちに左も同じよう前十字靭帯損傷を発症する可能性が高いとのことでした。とても高度で難易度高い最新術式の手術適応。もし両足とも手術になった場合は、手術費用、治療費、合わせて100万円を超える、気が遠くなるような金額です。
皆様から保護犬たちのために託された大切な、大切な、ご支援金。
保護した子たちの中にはシフォンの他にも手術や治療が必要な子たちもたくさんいます。そのような大切なご支援を、シフォンのためにこんなに多額を使ってしまっていいのか。 『みとちさん』はとても悩んだそうです。
人との暮らしに楽しみや喜びの少ないシフォンの心のオアシスだった森のお散歩ももちろん禁止。自分にお散歩の順番がまわってこないことに失望感や苛立ちもあったことと思います。治してあげたい。でも費用と、優先順位‥‥
それでもシフォンの未来ためにより良い選択をしましょう!と代表やみとちさんが決断できたのはアニドネさんの存在もあったことと思います。
毎月、定期的にご支援をいただけている心強さがあるからこそシフォンにとっての最良の選択である積極的治療を施してあげることができました。そして10月には無事手術が終了しました」

ー 現在のシフォンちゃんの様子はいかがですか
「術後しばらくは安静がなによりも重要。でも、自分の身に起きた大きな変化を受け容れることなどシフォンにできるはずもなく。かといって『おとなしくしていてね』の事情は通用しません (笑)
ストレスがたまらぬように、無理と無茶をさせないようにと試行錯誤の予後生活は3か月におよびました。おかげさまで今では、大好きな森のお散歩も再開することができました。
森の中で、喜びと自信にあふれ生き生きと歩くシフォンをみるたびに、今回手術を選択できたことへの感謝の想いで胸がいっぱいになります」

ー ご支援くださる方々にメッセージをお願いいたします
「アグリは応援してくださる多くの方々からのご寄付が活動費となっています。アニドネ、そしてアニドネを通じて応援してくださっている皆様のお気持ちに感謝の想いがあふれます…(涙)ありがとうございます」
昨年より中型雑種犬に特化した譲渡会「雑会」を積極的に開催したり、交流会や啓発活動イベントを通じて、保護活動が大変なことばかりではなく、楽しい側面もあることを知っていただいて、ボランディアの裾野も広げたい、とおっしゃるアグリドッグレスキューさん。
犬たちのより良い未来のために邁進するアグリさんへ、寄付でのご支援をどうぞよろしくお願い致します。
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