―まずは動物業界へ入られた経緯を教えてください。

「実はスポーツの世界で一区切りついたとき、次のステップを考えました。
大好きな犬の仕事を、と思いとりあえず渡米してトリマーの資格を取得。
今は自分の犬のトリミングもほとんどしていませんが(笑)、まずは犬のことを学ぼうと思ったんですよ。帰国して半年間会社員をしたのち、ペットサロンを開業しました。
また同時に、愛犬家ネットワークで街に貢献するNPO活動を通じ『犬をきっかけに社会がよくなる方法があるはず』という想いを強く持つようになってきたんです。
犬が好きな人も犬が好きでない人も、同じフィールドでいい社会を築ける方法はなにか、僕にはなにが出来るのか、いつも考えています」
―現在、どのようなチャリティー活動をしていますか?

「これは自然発生的に生まれたんですが、青山の国連大学前で行われている青山ファーマーズマーケットというイベントの一角で、保護犬たちの譲渡会『Do One Good http://doonegood.jp/』を僕がプロデュースしています。
『犬の譲渡会』と『生産者から直接食材を買えるファーマーズマーケット』というと一見別物に思えますが、僕が考えの中ではリンクしたんです。
僕がずっと提唱している『犬たちをキッカケに暮らしを構成する「ヒト」「モノ」「コト」と出逢う』とファーマーズマーケットのコンセプトである『農、食、買い物そして日々の生活について再考する場』は同じ概念だと思ったんです。これはいい場所になる、と」
―活動をしてみてどのような手ごたえがありますか?

「青山という都心の真ん中だけに、人通りがとにかく多い。ふらっと訪れた人たちが心地よい音楽を聴きながら、ビール片手に野菜やフルーツを物色していて、ふと横をみたら犬達が楽しそうにしている。
まずは軽い気持ちで『保護犬という存在』と知ってもらえるのが、とても大きいと思っています。
参加してくれている保護団体の方も同じように感じていますね」
―今後はどのようなビジョンをお持ちですか?

「未来のペットショップを作りたいんです。これは、もう絶対に!
僕のお店がある駒沢公園近辺には、たくさんの犬関連ショップがあります。
グッズやフード、トリミングショップなどさまざまです。
それぞれが別だと考えるのではなく、街全体がお店だと考えるとどうだろう、それぞれのプロフェッショナルが集まってゆるくつながる、まさに大きなペットショップだと思うんです。
それと同じことを、この青山ファーマーズマーケットでもやってみたいんですよね。
保護犬が特別なのではなく、ちょっと乱暴な言い方をすると「飼い主募集中のただの犬」、その横にブリーダーさんが育てた「犬」がいる、同じ犬じゃないですか。
そして、農家さんが手塩にかけた食材が犬のおやつになって売られている。
出張トリミングがあってもいい、臨時しつけ教室があってもいい。
僕がずっと心に思っている『イヌ』と『ヒト』が幸せな社会をきづける『キッカケの場』を作っていきたいんです。
僕の信念は、立ち止まって考えるくらいなら歩き続ける。いろんな壁をとっぱらって前進していきたいですね」
―最後にアニマル・ドネーションに期待することをお聞かせください
「動物の保護活動って、みんながやることではないと思うんです。
でも、どうにかしたい気持ちは誰しもある。頑張るやつらに応援したい気持ちが寄付というギフトとなって届く、いい仕組みだと思いますね。
じわじわとムーブメントが作っていけたらいいと思っています。期待しています!」
「高橋一聡さん」のお店紹介
Dog Life Design
- DOG × LIFE = HAPPY LIFE! 学べるワークショップ型店舗
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トレーニングや犬服リメイク教室、犬の撮影教室、ドッグマッサージなど、飼い主さんと犬がよりハッピーになれるワークショップ講義が随時行われています。
犬と暮らすことで、「ヒト」「モノ」「コト」と出会い、今までの暮らしをよりHAPPYにしたい、そんな想いを具現化できるショップがDog Life Designです。
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駒沢公園通りに面するDog Life Design。 土日には保護団体へ場所を提供し定期譲渡会が開催されることも |
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店内には、ハイセンスなグッズが所狭しと。 ただメインはワークショップなのでディスプレイコーナーの後ろには広いスペースが広がっている |
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Dog Life Designの講師でもあるフィトセラピスト(植物療法士)である、 堂山うららさんが作ったオリジナルハーブ。 犬にいいものは、人にももちろんいい。老犬ケアやストレス軽減に最適 |
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オリジナルのトリーツも豊富。ネーミングがかわいい「MATEシリーズ」 |
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人気講座のfelt de dog。 羊毛からニードル1本で愛犬そっくりに作り上げる |
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今回登場したのは、ショップスタッフの愛犬「フォー君」。 彼は元捨て犬。今やショップの大人気犬。 思慮深く哲学的な表情がなんともかわいらしい |






