聴導犬のための新施設完成
アニマル・ドネーションはみなさまからお預かりした寄付金を伴侶団体の『公益社団法人 日本聴導犬推進協会』さんへお届けしています。
日本聴導犬推進協会さんは、耳の不自由な方の生活をサポートする聴導犬の育成と共に聴導犬の存在を知っていただく活動に力を入れられています。
補助犬の中でも聴導犬の認知度は高いとは言えず、聴導犬の役割を知っていただく活動は大変重要です。
日本聴導犬推進協会さんの最新の活動状況について長田さんにお話を伺いました。
聴導犬のためにより良い施設を
―新施設完成までの流れを教えてください。
「私たちは、2003年から、小さな一軒家をお借りして聴導犬の育成と普及活動を行ってまいりました。
しかしながら、犬やスタッフが増えるにしたがい手狭になり、思うように活動することが難しくなってきました。
1階の部屋は事務所兼犬たちの生活の場。2階は、一部屋は物置と化し、もう一部屋が来客対応のお部屋でしたが、急な階段でお客さまにもご負担をお掛けするような状況でした。
新しい拠点の建設を目指し、計画をすすめましたが、候補地選定の難航、新型コロナの感染拡大や、資材高騰などいくつもの困難にぶつかりました。
クラウドファンディングや、施設建設寄付を通じた皆様からのご支援をいただき、予定より時間はかかってしまいましたが、2025年8月、無事に完成の運びとなりました。
真夏の引越しで、汗だくの毎日でしたが、ボランティアさんのお力を借りてなんとか荷物を運び終わることができました。
犬たちのスペースも広くなり、普段は両手足をのびのびと伸ばして寝ています。
中学校に隣接しており、休み時間や体育の授業になると、子どもたちの元気な声が聞こえてきます。
犬たちにとって様々な環境に触れ、慣れていくとても大事な機会になっています。
今後は、施設において見学会をはじめ、色々なイベントも企画していきたいと思っています。
また、ボランティアさんが何人いらっしゃっても広々作業していただける十分なスペースがあります。
今後も、聞こえない方、聞こえにくい方に良質な聴導犬を提供すること、人と犬が快適な環境で生活や訓練ができること、聴導犬があたり前の社会をめざして日々邁進して参ります。
これからも、協会へのご理解ご支援のほどよろしくお願いいたします」


―地鎮祭の様子
「3月3日『みみの日』に地鎮祭を行いました。冷たい雨が降る極寒の中、無事地鎮祭が終了。『雨降って地固まる』」


―上棟式の様子
「4月18日 工事の安全と建物が無事完成するように祈願しました。
PR犬ヒマワリも初めて現地に」





―開所式の様子
「8月20日 ふじみ野市長をはじめ、地元議員さん、支援者様並びに関係者の方々、協会理事、スタッフ等で盛大に開所式を執り行うことができました」

―お披露目会の様子
「8月25日、28日に支援者の方をお招きして、協会の足跡、施設建設までのスライドショーをご覧いただき、施設内の見学もしていただきました」


完成した施設という新しい環境で、今後も犬たちが健やかに成長し、聴導犬として、聞こえない方、聞こえにくい方々と共に生きていくための育成が続きます。
皆さまの温かいお気持ちでご支援をお願いいたします。
日本聴導犬推進協会さんの活動はFacebookでもご確認いただけます。
ぜひ日本聴導犬推進協会さんのご紹介・ご寄付のページも併せてご覧ください。
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