帝京科学大学「日本の動物福祉を世界トップレベルに!アニマル・ドネーションのユニークなチャレンジ」
帝京科学大学 アニマルサイエンストピックス(千住キャンパス)では、新入学生向けに4月から7月にかけて、さまざまなバックボーンを持つ講師が講義を行っています。
学校で行われる講義はオンラインで一般の方にも公開され視聴することができます。
今回6月13日にアニドネ代表理事が講義をいたしました。
その様子をレポートします。
◆日時:2025年6月13日 金曜日
場所:帝京科学大学 アニマルサイエンス学科
対象者:学生さん(一部オンラインにて一般の方も参加)
人数:約200名
テーマ「日本の動物福祉を世界トップレベルに!アニマル・ドネーションのユニークなチャレンジ」
講師:西平衣里(アニマル・ドネーション 代表理事)
犬猫を救えるのは保護活動だけではない。多角的に取り組むアニドネ活動
3回目となる帝京科学大学での講義。
今回も動物の看護師さんやトレーナーさんなど動物のプロを目指し、2025年4月に入学した学生さんたち向けに講義をさせていただきました。
動物のために、と熱い想いをもって入学した学生さんたちが多い大学です。
そして保護活動にも興味がある学生さんたちが多いようですが「命を救う方法」は保護活動だけではないことを知ってほしいという要望に応えてのアニドネの講義となります。
アニドネは「日本の動物福祉を世界トップレベルにする」ことを掲げて活動をしています。
メインは寄付で支援する助成事業ですが、目的を達成するために啓発活動やアドボカシー、セミナー、イベントなどなど多岐に渡っております。
よく業界の方々に「やっていることがユニークですね」とは言われます。
そんなアニドネ活動の全容、活動の背景にあるものやアニドネの想い等を学生さんたちに知ってもらえれえば、と思い講義を実施いたしました。
熱心に耳を傾けてくれた学生さんたち
超高齢化社会、貧困化、飼育に関する無知が引き起こす、現在の犬猫を取り巻く問題をお伝えしました。
その問題を解決するために、私たちアニドネはどんなことを考えているのか。
私たちは問題を提起するだけでなく、解決方法を常に世に出していくことにこだわっています。でなければ、問題はいつまでも問題のまま。実例を織り交ぜながら講義をしました。
アニドネは、多頭飼育崩壊に対して、緊急支援基金という基金を作っています。上記のような多頭飼育はまだまだ日本で頻発しています。なんとか人も犬猫も助けたいと思って活動をしています。
また2021年に立ち上げたアニマルウェルフェアゴールズ(AWGs)では、現在の問題を分かりやすくまとめ、解決したい13のゴールと31のテーマを追いかけています。これらが解決されれれば、日本の動物福祉は間違いなく世界トップレベルになると本気で考えています。
また世界を知ることも大切です。アニドネ内に組織している「リーガルリサーチ」チームは31ヶ国の動物法を調べ、一般の方に判りやすく伝える活動もしています。
また2025年の春に実施した「幸せになった保護犬猫たちのビフォーアフター パタパタパネル展」を実施した理由やその後の大学や企業に対しての啓発活動などを紹介しました。
その他、今後の活動計画なども伝え90分の講義は終了となりました。
今回は資料からすぐにWEBサイトに飛べるようQRを多く入れ込みながら講義をさせていただいたので、学生さんたちはスマホを使いながら、熱心に聞いてくださいました。
動物の未来を共に変えてくれる若い学生さんたちの熱意を感じ、アニドネ活動をより拡大せねばと思えた講義でした。貴重な機会を提供してくださいました帝京科学大学様に心より感謝を申し上げます。
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アニドネでは、動物たちの環境をよくするためにセミナーや勉強会も積極的に実施しております。
数名の少人数からでも掲載可能です。開催方法もリアルはもちろんオンラインでの対応も可能です。
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