最新活動レポート

神田雑学大学様でアニドネ代表理事 西平衣里が講演しました

アニドネ代表理事 西平衣里の講演報告です。
日比谷公園内の図書文化館で講演をさせていただきました。
テーマは、
「日本の動物福祉の問題と動物との共生社会に向けて」

ご縁があって、今回の講演は2回目です。
動物に興味がある方だけでなく、
広く社会問題にご興味をお持ちの方々が聴講者となります。

講演はスライド60ページ分。
なるべく判りやすく伝えたかったんです。
ここでは少しだけ、、ご紹介いたします。

表紙は西平の愛犬、トゥルーくん

日本の現状はどうなのでしょう。
飼育頭数は?犬猫の数推移は?

環境省 動物愛護室の統計データから
問題を読み解きます。

飼えなくなった理由&殺処分の方法、、
動物だけでない日本の社会問題が根底にあります。
社会的弱者を救う手立てを持つことが、
本当の成熟国家だと考えます。

世界で「動物はどのように定義」されているのでしょうか?
この「定義」。すべての法の根本となるので
大変重要です。

先進国の頭数、そして殺処分の現況、
各国の殺処分を減らすための施策など。

イギリスで制定されている、動物福祉の基準。
「5つの自由」はご存じですか?

「保護犬」「保護猫」と呼ばれる彼らは、
どのように保護されて、
どうやって幸せになるのか。
写真でご紹介しました。
もう飼えないと、保健所に持ち込まれた
ヨーキーの茶太郎くん。

今では、こんなに愛され、
犬人生を満喫しています。
どんどん飼い主さんと顔が似てきます!

保護時は、爪が皮膚に食い込んでました。
耳は汚れと毛で固まっていました。
目はうっすらと白く、かなり高齢犬です。
最近は高齢で病気のある犬や猫が
保健所に持ち込まれることが
多々あります。

心ある飼い主さんと出会い、
見違えるほどきれいになりました。
「幸せをありがとう!」

これ以外に、アニドネのミッションや目指す世界、
そのためのアニドネの寄付企画のご紹介や、
最近変わってきている保護犬猫との出会い方、
生活に取り入れたいボランティア、
日本の行政の努力、、  etc
そして世界の動物福祉の先進事例を
ビジュアルでご紹介しました。
日本とはあまりに違う明るくきれいな保護施設、
犬猫を販売しないドイツのペットショップ、
充実した動物病院、
シェルターの先進医学、
動物介在療法の大規模施設、、、、etc

1時間半ほど、講演させていただきました。

実は、、今回、西平は少ししゃべりにくい講演でした。
それは聴講者の中に母親と思われる方と一緒に
来ている女の子がいたから、です。
彼女は、中学生くらいに見えました。
しかも最前列、、。
夜の講演です。
当然大人ばかり。
ですが、時折うなずきながら、
一生けん命聞いてくれておりました。
この記事にはあげていませんが、
殺処分されたペットの写真も紹介しています。
日本のペットの闇、を若い彼女が知ってどう思うのか、
ショックを受けるのではないか、と心配でした。

最後に、お母さんと一緒に西平にご挨拶をしに
来てくださいました。
名刺が欲しいんです、と。
かわいらしくご挨拶をしてくださいました。
彼女は自らこの問題に関心を持ち、
私の話を聴きたい、と来てくださったそうです。
まっすぐな目を持った彼女が大人になるころ
日本の動物福祉は世界に誇れることでしょう。

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