寄付したお金の使い途レポート

ご寄付による支援で命を繋いだハイシニア犬の「しょうちゃん」

アニマル・ドネーションはみなさまからお預かりした寄付金を認定団体様へお届けしています。

「全ての犬を笑顔に」をモットーとして、埼玉・千葉を中心に東京・神奈川・茨城などへも活動を広げている『特定非営利活動法人アグリドッグレスキュー』さんへ、202511月に161,012円、12月に29,193円、20261月に462,543円の寄付金をお届けしました。

寄付金をどのように使われたのか詳しくお話を伺いました。

 

ー 今回の寄付をどのようにお使いになりましたか

「アグリドッグレスキューには、『千(せん)のおうち』という施設があります。ここは、中型犬以上のハイシニアの子や、持病などの理由から譲渡が難しいと判断された子たちが、家庭犬と同じような愛情を受けながら穏やかに過ごすための場所です。センターに収容されたハイシニアの子たちを、譲渡が難しいから、と諦めるのではなく、その子の命を責任を持って守りたい、そんな想いで作られました。

 皆さまからのご寄付は、そんな『千のおうち』で暮らす、中型のハイシニア犬『しょうちゃん』の難しい手術に使わせていただきました」

センターからやってきたハイシニア犬「しょうちゃん」の日常と異変

センターから引き出されたハイシニア犬のしょうちゃん
センターから「千のおうち」へやって来たハイシニア犬のしょうちゃん

「何度かアグリにセンターから引き出し要請があった『しょうへい(しょうちゃん)』。中型で、シニアで、脱毛もあり、吠える子だったのでセンターから引き出すことが難しく、また当時は千のおうちも満員で。でも、千のおうちの一員が里親さんのもとへ巣立つことになり、しょうちゃんを引き出すことができました。

引き出した当初はマラセチアもあり悪臭で、外耳炎のため耳の中も全く見えないような状態。適切な医療をかけ、次第にしょうちゃんは元気を取り戻していきました。

センターから引き出された直後のハイシニア犬
引き出された直後は、この通りしっぽも“おハゲ”でした

可愛らしいお顔立ちをしたおじいちゃん犬のしょうちゃんは、マイペースでお散歩が大好きで。トボトボと一生懸命に歩く姿は、スタッフやボランティアみんなの心を和ませてくれました。他のワンコたちとも付かず離れずの絶妙な距離感で、穏やかな時間が流れていました。『ここでゆっくり余生を過ごそうね』と誰もが思っていた矢先のことでした。

ボランティアに愛されるハイシニア犬のしょうちゃん
マイペースで可愛いおじいちゃん犬のしょうちゃんはボランティアさんたちの人気者です

年も明けてすぐの14日。その日ものんびり過ごしていたしょうちゃんでしたが、夕食の時間、いつもすぐに食べるはずのしょうちゃんが食べようとしません。よく見るといつもより目が細くて何か様子が変・・・。

触ると耳がいつもより冷たく、念のため口の中を見ると凄い色で…。これは只事ではないと、すぐに病院に連れて行くことにしました。肝臓腫瘍から出血していることがわかりました。肝臓癌か、血管肉腫の疑い。

それぞれのケースで、手術をした場合、しない場合、またその予後…。苦しくないのは?いたくないのは?しょうへいにとっての幸せなQOLとは?様々なことを短期間で検討しました」

これから手術に出発するハイシニア犬
手術に出発する前のしょうちゃんの様子です

ご寄付による支援があったからこそ選べた道

「ハイシニア犬にとって、全身麻酔を伴う大きな手術は命がけです。『この年齢で体にメスを入れるべきか』『術後の体力は持つのか』そして現実的な問題として、高度な医療には多額の費用がかかります。

保護団体にとって、譲渡の見込みが立ちにくいシニア犬や病気の子に、高額な医療費をかけ続けることは、運営を揺るがす非常に苦しい決断の連続です。

しかし、『しょうちゃんを助けよう』と迷わず一歩を、そして手術への道を踏み出せたのは、間違いなくアニマルドネーションを通じて届く皆さまからの寄付という後ろ盾があったからです。

私たちは『どんな子にも、等しく生きる権利がある』という想いを大切に活動をしていますが、愛護センターから引き出す際にかかる搬送費や、その後の医療費などの現実的な問題を前にしたとき、諦めずに想いを達成できるのは、皆さまの支えがあるからです」

手術を乗り越え、再び「千のおうち」へ

寄付による支援で難しい手術を乗り越えたハイシニア犬
難しい手術を乗り越えて退院したしょうちゃん

「しょうちゃんの手術は無事に成功し、元気と笑顔を取り戻しました。
安心したのもつかの間。詳しい検査の結果、しょうちゃんは血管肉腫だったことが判明。

血管肉腫は非常に悪性度が高く、血管の内側の細胞の癌のため、猛スピードで高率で全身転移してしまう病気です。

しょうへいの残された命があとどれくらいあるのかはわかりません。

最期のその日まで、その瞬間まで、痛みや苦しみがないように。さみしくないように、千のおうちのスタッフ一同、支えていきたいと思っています」

寄付による手術を乗り越えてお昼寝中のハイシニア犬
しょうちゃんお昼寝中
センターから引き出されたハイシニア犬
アップもこんなに可愛いしょうちゃんです

ー ご支援くださる方々にメッセージをお願いいたします

「保護犬を救うことは、時に綺麗事だけでは済まない厳しい現実に直面します。ですが、こうして一頭の命が救われ、穏やかに眠る姿を見るたび、私たちは活動の意義を再確認します。

皆さまの寄付は、単なるお金ではなく、『しょうちゃんが今日、美味しいご飯を食べ、仲間と並んでおやつを待つ幸せ』そのものです。

これからも、アグリドッグレスキューは一頭一頭に寄り添い、命を繋いでまいります。引き続き、温かい応援をよろしくお願いいたします」

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