特定非営利活動法人 にゃん2
保護団体
「目の前の命を諦めない」20年以上、地域と歩む猫のいのちの守り手
千葉県柏市を拠点に、2001年の設立以来20年以上にわたり猫の保護・譲渡・TNR活動を続けています。
年間約280頭のTNRを行い、1年で100頭以上の保護猫を新しい家族につなげてきました。行政や地域ボランティアと連携しながら、猫たちが安心して生きられる社会を実現するため、日々地道な活動を積み重ねています。
活動内容
地域に根ざした保護・TNR・譲渡活動
千葉県北西部にて、TNRを毎週実施しています。これにより年間およそ280頭のさくら猫が誕生し、お外で暮らす不幸な猫が増えるのを防ぐ活動を行っています。柏市、流山市は人口増加に伴って猫の頭数も増えてきている一方でTNRへの理解がまだ足りていません。ネズミ駆除のため猫を飼う農家の方や若年層にまで、幅広く啓蒙活動を行うことで、千葉県の殺処分ゼロにつながることを期待し、譲渡会ではチラシを配布してTNRの大切さを伝えています。
行政と連携し、愛護センターから年間50頭超の猫を引き出しています。そのほか、一般からの引き取り依頼にも対応、TNR時には必要に応じて人慣れしている猫、子猫、負傷猫を保護します。シェルターと預かり宅で治療や家猫修行を経た猫たちは、月3~4回開催される譲渡会やシェルターでのお見合いにより新たな家族へと繋げています。
今後のビジョン
行政による殺処分ゼロを目指して
千葉県の行政による殺処分ゼロを目指し取り組んでいきます。これまでの活動の歩みを止めず継続していくこと、そして今できることはすべてやる、を信条に不幸な命が生まれないよう不妊を徹底し、地域猫としての生涯を送れるように取り組む方針です。センタ-に収容される猫達を引き出して里親へと繋げ、また、負傷猫についてもできる限り救いたい。理事3人が千葉県の動物愛護推進員であるため、地域の人からの相談にも耳を傾け、啓蒙活動にも力を入れて行きたいと考えています。
寄付使途
保護動物の医療費、飼育費、その他非営利活動費
基本情報
- 団体名
特定非営利活動法人 にゃん2
- 住所
千葉県柏市西原4-1-14
- TEL
090-5448-9537
- メールアドレス
nyan2npo@gmail.com
- 代表者
理事長 阿久津正代
- 会員構成
有(正会員 個人27名、賛助会員 個人146名)
*2025年10月現在
詳細情報
- 活動開始日
2001年6月1日(法人設立:2020年9月15日)
- 活動エリア
千葉県北西部
- スタッフ数
正会員スタッフ数27名(理事長1名、理事2名を含む)
ボランティアスタッフ5名
*2025年10月現在
- 団体業態
シェルター型・一般家庭での一時預かりの両方
- シェルター
有
- 動物種
猫 10割(純血 0割:ミックス 10割)
- 保護頭数
2024年
猫(保護数 125頭:譲渡数 105頭)
2023年
猫(保護数 173頭:譲渡数 135頭)
2022年
猫(保護数 186頭:譲渡数 145頭)累計
猫(保護数 690頭:譲渡数 573頭)
*累計は2020年度から2024年度まで
- しつけ
有(トイレトレーニング。触れる、抱っこできる等の人慣れ。先住猫対策としてケ-ジ内で過ごす事ができる、長時間のお留守番対策、災害時の安全対策。)
- 獣医
協力有(5件の動物病院と検査・医療について連携してフォロー。譲渡会の会場として病院の休憩時間に待合室を提供頂いている。)
- 平均滞在日数
3~5か月
- 譲渡規則
有
- 譲渡条件
対面説明、自宅確認、トライアル期間、室内飼い、家族構成の確認、年齢制限、生活スタイル、飼育指導、多頭飼いは不可、ワクチン、不妊去勢手術、マイクロチップ
- フォローアップ
定期報告の義務付け(譲渡日より1週間後、2週間後(正式譲渡見極め)、その後5ヵ月間まで写真付きでの報告。)里親さんからの質問や猫の状況に対してフォロー。必要であれば訪問も行う。
- 譲渡金額
有(譲渡手続き金として1万5千円、ワクチン1回につき5千円、ウイルス検査代 5千円、駆虫代 5千円、去勢避妊手術 1万円、マイクロチップ装着 5千円 )
- 譲渡後戻り頭数
年間譲渡件数の1~2%。理由としては、99%が先住猫と折り合わない。家族にアレルギーがでた等。その他の理由での戻りは稀。(先住猫さんがいる場合は、方法を指導しているが、どうしてもうまくいかない場合が発生する)
- 動物に対する福祉体制
シェルタ-は冷暖房完備。毎日の掃除当番による、ケージ内清掃、室内清掃、フード、お水、投薬等の管理(管理表あり)。遊びの時間を設ける。預かり宅は室内。家猫修行の場としている。
- 団体設立のきっかけ・沿革
理事長は千葉県動物愛護推進員4期、千葉県動物愛護ボランティアを14年継続しながら保護猫活動におよそ30年関わっている。
当初、個人ボランティアとして活動するなか、15年程前に次から次へと愛護センターに収容される子猫を見て、任意団体「cat tail」を立ち上げる。
その後、団体名を「にゃん2フォスターズ」に変更。
個人の団体では信用度が少なく、野良猫問題を解決することに困難を感じたことをきっかけに、行政を巻き込んで活動を広げたいと、2020年9月、特定非営利活動法人にゃん2を設立し、行政と協力して保護活動に従事。
- 団体の特色
長い活動の実績をもとに、行政とTNR活動、保護、譲渡会の開催で協働している。TNRは一般の依頼、行政からの依頼の両方受けている。地域の動物病院を会場とする団体開催の譲渡会のほか、行政主催の譲渡会もあり、月に3回~4回は譲渡会を開催。ボランティアが積極的に猫のお世話に関わり、活動を支援している。
- 活動内容
・TNR活動
・保護
・譲渡
・野良猫苦情、相談対応
・啓蒙活動
- 定期イベント
有(TNRは毎週。月3~4回の定期譲渡会。その際、啓蒙活動としてチラシ配布など)
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