高齢の保護犬・猫にも快適な環境を
アニマル・ドネーションは皆様からお預かりした寄付金を認定団体様へお届けし、その後、使途内容を詳しく聞いてレポートしています。
今回は、鳥取県倉吉市にある『公益財団法人動物臨床医学研究所「人と動物の会」 人と動物の未来センター・アミティエ』さんのレポートです。動物の保護活動と新しい飼主を見つける里親活動を中心にフェスティバルやセミナーを開催することで動物愛護の普及啓発活動も行っている団体です。
2025年6月に40,407円、5月に322,900円、4月に83,010円の寄付金をお届けしました。お届けした寄付金をどのように活用されているのか、担当の秋田様に伺いました。
どの子にもきめ細やかなケアを
―今回の寄付をどのようなことに活用されたのでしょう?
「引き続き薬代など医療費に使わせて頂いています。どこの施設様も痛感されておられるとは思いますが、物価の高騰がすごいですね。アミティエでは特に電気代の上昇が気になります。可能な限りこまめに管理はしているのですが、空調は大切ですからと割り切って業務に当たっています」
―具体的な活動事例や背景、エピソードを教えてください
「先回の報告でもアミティエで生活しているの老犬の話をさせて頂きました。また新年度の入り、10 歳ではありますが、1 頭やってきたジェットの話をさせて頂きます。ドッグランには出たいので出れば元気に遊びますが、部屋に入るとすぐに疲れて寝てしまいます。何だか先輩の老犬たちも同じ様子だった事が思い出されます。これから益々気温が上がり、外で遊ぶ時間が短くなると思われます。しかし運動したいという気持ちある限り夕方の時間を利用したり、部屋の中でしっかり運動をせねばと、再確認した次第です」

「次に紹介させていただきたいのが、しぐれです。てんかんの疑いがあり、いつも複数の薬を日に3回に分けて飲んでいます。調子のいい時には同部屋の子たちと遊んでいるのですが、具合が悪い時にはてんかん発作の状況がみられ、投薬時間以外にも部屋に足を運ぶようにしています。こちらもこれからの暑さには気を付けていかなければならないと思う次第です」

今年も「動物愛護フェスティバル」を開催します!
―寄付くださるかたにメッセージをお願いいたします。
「ご支援いつも本当にありがとうございます。みなさまのお気持ちが動物たちに伝わりますよう、日々努力致します。今後とも何卒宜しく申し上げます。また、今年も『動物愛護フェスティバル』を行う予定です。昨年は、台風はそれたものの、あいにくの雨の中での開催となり、一部プログラムを変更しての開催となりましたが、多くの方にご参加いただきました。今年もたくさんの人、わんちゃんに楽しんでいただきたいです」


【アミティエ創立 12 周年記念 動物愛護フェスティバル】
◾️日時:2025 年 9 月 21 日(日) 10:00〜15:00
◾️場所:人と動物の未来センター・アミティエ(鳥取県動物愛護センター)倉吉市下福田 706-127
◾️主催:公益財団法人動物臨床医学研究所・鳥取県・鳥取市
◾️共済:山根動物病院グループ(倉吉動物医療センター・米子動物医療センター・ゆうアニマルクリニック)
◾️後援:公益社団法人 鳥取県獣医師会
◾️内容内:犬のしつけ方教室、わんわん運動会、市民公開セミナー、わんわん迷路、クイズラリー、出張トリミング、プレイゾーン、マルシェ、ワークショップ
※上記以外にも、学べるコーナー、遊べるコーナー、体験コーナーを企画
「人と動物の会」は、獣医師である山根義久氏が立ち上げた公益財団法人「動物臨床医学研究所」内に、2011年に発足しました。そしてアミティエさんは、この財団が直接的に動物愛護活動を行うために開設された施設で、主として鳥取県・市の保健所からの犬・猫の受け入れと里親さんへの譲渡や普及活動を行っています。保護施設内での健康管理をしっかり行い、里親様へ引き継ぎたいという熱い思いがひしひしと伝わってきました。これからも応援をどうぞよろしくお願いいたします。
*********************************
★「人と動物の会 人と動物の未来センター アミティエ」さんのご紹介ページはこちらからご覧いただけます。
※掲載の文章・写真はアニマル・ドネーションが許可を得て掲載しております。無断転載はお控えください。
*********************************