これまでの寄付総額 ¥608,737,660
オンライン、口座振込で個人・団体からの寄付総額

アニドネの活動について
日本の動物福祉を世界トップレベルに
アニマル・ドネーションは、人と動物が良きパートナーとして、共に幸せに暮らせる社会を作っていくために、動物福祉活動をがんばっている団体と、寄付を通じて団体を支援したい人をつなぐ、日本初の動物関連に限定したオンライン寄付サイト「アニドネ」を運営しています。
愛する動物のために自分も何かしたいと思う人が、その人にあったアクションができるように、関連団体、専門家、企業と広く連携しながら、日本の動物福祉を世界TOPレベルまで引き上げることを目指して活動しています。

中間支援組織であるアニマル・ドネーション
「なぜ動物のために中間支援組織が必要なの?」と思う方もいらっしゃるでしょう。
ですが一方、「動物関連の団体に寄付をしたいけど、どこに寄付をしていいか分からない」という声もよく耳にします。寄付先を選べない方々のために、少しでも参考になるアドバイスができる相談役になりたいと考えました。「キモチが込められた大切な寄付」だからこそ、寄付をしたいと思った時にすぐに寄付ができ、その寄付を確実に団体に届ける仕組み作りに取り組んでいます。
同時に、アニマル・ドネーションに寄付が振り込まれた翌月末には、各団体の方々にお届けするようにしています。安定した活動資金を早く届けることで、活動の幅が広がるからです。

「人と動物が共生できる社会」を目指して
「動物福祉」はアニマルウェルフェア(Animal Welfare)という言葉で日本でも見聞きする機会が増えています。 欧州で提唱され始めた概念で、国際的にも「5つの自由」という指標があります。しかしながら、動物の「自然な行動習性」や「生存する権利」が、人の住環境や社会制度と合わずに、アニマルウェルフェアが脅かされている現実や課題もあります。
アニマル・ドネーションはそれらの現実や課題について、「共存共栄」の精神で、課題に取り組んでいる団体と共に、日本の動物福祉の向上に励んでいきます。
また、動物目線に立ったSDGs 「 AWGs(Animal Welfare Goals)」プロジェクトを発足し、動物のライフサイクルに沿った課題を可視化し13のゴールを設定。それらの課題の認知を促すとともに、解決に向けて考え・アクションすることを呼びかけています。Web上でのアンケート調査や署名運動、掲示板を介した意見交換を行うなど、積極的に活動しています。

日本の動物福祉向上のため「3つのこと」に注力
1.動物福祉活動の支援に特化した寄付サイトの運営2011年に「日本初」の動物関連限定のオンライン寄付サイトをローンチ。動物保護、補助犬育成などを行う団体の活動情報をサイト上に公開して寄付を募り、一般の方や企業は寄付したい団体を選択できます。企業とコラボした寄付つき商品企画も紹介しています。
2.がんばる団体のサポート活動寄付金の管理や広報活動支援のほかにも、情報共有、勉強会開催、印刷物の発行を通じて、関連団体をサポート。それぞれの団体が持つ優れた手法や成功事例をナレッジ化して、業界全体のつながりやボトムアップを図っていきます。
3.「人と動物の共生」を社会に広める活動人にも動物にも負担が少なく、より調和した社会を目指して、多くの市民や企業の方々に動物福祉への認知や関心を高めてもらうために、リサーチのまとめや専門家インタビューの情報発信、イベントセミナーへの積極参加などを行っています。
また、動物を愛する高齢者の不安を和らげ、残されたペットが安心して暮らせるために、2017年から「遺贈」事業をスタート。ペットと暮らす大きな幸せがある一方、「自分が飼えなくなったら、うちのコはどうなるのだろう?」という不安を抱える高齢者・単身者は多くいます。

アニドネが歩んできたこの10年の成果
1.保護犬・猫の殺処分数がこの10年で約1/10に減少SNSの普及や著名人の方の動物福祉に関する情報発信もあり、「保護犬・保護猫」の認知度はかなり高まってきました。犬や猫の殺処分数は、10年前に比べると約1/10に減少しています(令和2年度:2万3,764頭、平成22年度:20万4,693頭)。それらは「次に飼うなら保護犬・保護猫」という飼い主さんのキモチに加え、動物の保護活動を行っているボランティア団体の地道な努力がなければ絶対になし得なかったことでもあります。
2.「キモチ」が大きな「カタチ」に寄付サイト「アニドネ」を立ち上げてから、2022年9月で丸11年。「動物のために寄付したい」という温かいキモチが集まった結果、3億円(2022年5月)を超える大きなカタチとなりました。その大切な寄付をアニドネ認定団体にお届けすることで、今まで約7500頭もの犬・猫が新しい一歩を踏み出しています。
3.「アニドネと認定団体」で動物福祉向上を一緒に目指すアニドネが支援させていただいている認定団体さんからの声をご紹介します。
特定非営利活動法人DOG DUCA 代表 高橋忍さん
「走り始めて22年目。ドッグトレーナーが行う保護団体ですから、噛みつく、吠える、高齢、病気と引き取りにくい犬達が集まります。保護した子達が二度と不幸なならないように、心のケアやトレーニングのし直し等も行い、新たな家族選びを行っています。治療費の負担は大きくなるばかりですが、2016年にアニマル・ドネーションに認定されたことで『間違いない信用ある団体だ』という大きな信用度ができたことと、我々ドッグデュッカの行う活動を認めてもらえた嬉しさがありました。
高齢者と高齢犬の問題解決の為に立ち上げた『シニアドッグサポーター制度』の時にも、色々な情報や課題などのアドバイスもいただき確かな制度を作ることもできました。いつも皆様の支援があるからこそ、我々は一頭でも多くの生命を救うことができています」
認定特定非営利活動法人 キドックス 代表理事 上山琴美さん
「ネットワークの広がりに感謝しています。企業のご担当者さんはアニドネさんのサイトを見て寄付先を選んでいることも多く、認定団体の中から当会を選んでいただきご寄付や協業のお声かけをいただいています。逆に、動物福祉団体に寄付をしたい・連携したいという問い合わせが当会にきても、寄付先に悩まれているような場合には、まずア二ドネさんを紹介しています。選定基準を参考にしていただくのはもちろんのこと、ア二ドネさんのような信頼性のある中間支援団体を介することで、皆様からの善意の支援がより良い活動を行っている場所に届くようにして欲しいと願うからです。
その積み重ねが、本質的な活動をしている団体への応援へとつながり、日本の動物福祉業界のレベルの底上げになっていると信じています。特に動物福祉のような法整備が不十分な業界では信頼を置ける第三者評価機関の存在がとても重要だと感じています」