アニマル・ドネーションでは、皆さまからお預かりした緊急支援基金を10頭以上の多頭飼育崩壊レスキューに入り5頭以上引き取られた団体様へお届けしています。
2026年4月から5月にかけて、多頭飼育崩壊現場からレスキューした『新潟動物ネットワーク』さんに、緊急支援基金として7月31日に90,000円をお届けしました。
今回は、レスキューの詳細と基金の使い途について、スタッフの富樫さんにお話をうかがいました。
出入り自由の未手術猫から始まり、夫の死と介護で手術費用を出せず
ー多頭飼育崩壊のレスキュー依頼はどこからありましたか?
「お世話になっている獣医の先生より連絡があり、相談に対応しました」
ーどのような経緯で多頭飼育崩壊が起きたのでしょうか?
「相談者は50代の女性です。元々は出入り自由で猫を飼っていましたが、手術をしていなかったためどんどん増えてしまいました。手術はしたいがお金が出せないので困っていました。

最近、ご主人が亡くなり、重ねて母親の介護で月に半分しか働けず、同居の子供も定職についておらず、生活保護ではないもののそれに近い状態の暮らしをしています。
若い猫を中心に譲渡につなげて数を減らしたいとの意向でしたが、手術が終わり保護の話を進めようとしたところ、急に消極的になり電話にもなかなか出ないようになってしまいました。間に入ってくださっていた獣医の先生に確認してもらったところ、手術費用に加えて保護の費用まで出すのが難しいと悩んでいたとのことでした」
築年数が経ち老朽化が進んだ家、でも猫は状態は良好
ー現場の状況を教えてください。
「家は隙間だらけで猫は外にも出入り自由。かなりの築年数が経ち、老朽化が進んでいるお宅でした。

ただ、猫達は皆ご飯をちゃんともらっている様で、状態は良かったです。去年生まれの若い子が多く、全ての猫に名前を付け顔も把握して可愛がっていました。6頭の猫が妊娠しており、ほとんどが妊娠後期で、このまま手術をしないで放っておけば更に増え大変なことになるところでした」
ーレスキュー内容を教えてください。
「全頭数26頭のうち、TNRで飼い主宅に戻す猫が10頭、NDNで9頭を保護、愛護センターが6頭を保護しました。残念ながら手術後1頭が亡くなりました」

人馴れしている猫が多く、スムーズに譲渡へ
ー緊急支援基金はどのように使われましたか?
「猫たちの不妊去勢手術費、保護をした子のワクチン接種、ウイルス検査、内外寄生虫駆除、保護費にかかる餌代、砂代に使わせていただきました」
ー最後に、支援者の皆様にメッセージをお願いします。
「いつも温かいご支援を有難うございます。皆様からのご支援のおかげでたくさんの猫たちを救うことができています。心より感謝申し上げます。
今回は1頭の出入り自由の未手術の飼い猫から、個人では対処できないほどに増えてしまったケースです。動物ネットワークに相談がきたことで成猫26頭の猫の手術ができ、そこから9頭の猫を保護し、譲渡につなげることができました。

飼い主は猫を可愛がっていたので人馴れしている猫が多く、スムーズに譲渡させていきました。長年、誰にも相談できず一人で悩んでいた多頭飼育崩壊のお宅でしたが、緊急支援のおかげで解決することができました。

仕組みを支えるアニドネの多頭飼育支援には心から感謝いたします。寄付で成り立っている私たちの団体が問題解決の為に活動を続けていけるよう、引き続きご支援をよろしくお願い致します」
「新潟動物ネットワーク」さんは、獣医師と連携しながら多頭飼育崩壊の相談に丁寧に対応しています。活動への皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。
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