アニマル・ドネーションでは、皆さまからお預かりした緊急支援基金を10頭以上の多頭飼育崩壊レスキューに入り5頭以上引き取られた団体様へお届けしています。
2026年4月、多頭飼育崩壊現場からレスキューした『新潟動物ネットワーク』さんに、緊急支援基金として6月30日に110,000円をお届けしました。
今回は、レスキューの詳細と基金の使い途について、スタッフの古塩さんにお話をうかがいました。
2025年秋、手術をせずに餌やりを始めて増えてしまった
ー多頭飼育崩壊のレスキュー依頼はどこからありましたか?
「最初は県の動物愛護センターに相談が行き、NDNが協同で対応することになりました」
ーどのような経緯で多頭飼育崩壊が起きたのでしょうか?
「2025年秋頃から家の小屋に来る猫に手術をせず餌をあげていたら、増えて13頭になってしまいました。
80代の母親と50代の息子さんの二人暮らしです。猫に餌をあげているのは息子さんで、お母さんは猫は好きではなく、実際にどんな猫が何頭いるかも把握できていませんでした。しかし、ご近所からの苦情は母親に集中していました」

里親募集のポスターを自分で作り、頑張っていた息子さん
ー県愛護センターとの話し合いはどうでしたか?
「県愛護センターと同行しての話し合いでも、息子さんはかなり感情の起伏が激しく、話もスムーズには進みませんでした。
ただ、息子さんは『子猫は里親を探したい。とにかく猫を少しでも減らしたい』と、自分で里親募集のポスターを作り頑張っていました」

ガラクタでいっぱいの小屋、寒い冬でも暖がなかった
ー現場の状況を教えてください。
「息子さんは餌だけは与えていましたが、精神的に不安定な状況もあり、猫に対しても癇癪をおこし、怒鳴り散らしていたのではないかと思われます。そのため、どの猫も人を怖がっており、手術後に預かっている保護者さんは慣れさせるのに苦労しています。
皆、生後6か月から1歳くらいの若い猫たちです。小屋の中はガラクタでいっぱいで、空いている所を探して猫が住んでいました。寒い冬でも暖が全くなく、寝床も用意してもらえない境遇でした」


全頭保護を決断、ゆっくり人馴れしてきた猫たち
ーレスキュー内容を教えてください。
「総頭数13頭のうち、内2頭は妊娠していました。2頭がTNR、11頭をNDNで保護しました」
ー緊急支援基金はどのように使われましたか?
「にゃんがたセンタークリニックにて一斉に11頭の手術と健診を行い、基金を使わせていただきました。ウイルス検査、ワクチン、内外駆虫も実施しました。また保護に掛かる餌代、砂代等にも使わせていただいています」

ー最後に、支援者の皆様にメッセージをお願いします。
「アニマル・ドネーション様を通じてたくさんのご寄付を頂くことができ、本当に多くの猫達の命を繋ぐことができています。
今回は、ほぼ1歳くらいの猫達を全頭保護となり、かなり悩みました。ですが、その場に戻すことができないので、医療費などをご支援いただき、大変助かりました。
今、ゆっくりですが、人馴れしてきた子達から、里親さんが決まり始めています。本当にありがとうございました。これからも何卒ご支援のほど、よろしくお願い致します」
「新潟動物ネットワーク」さんは、困難な環境にいた猫たちを保護し、一頭一頭丁寧に人馴れさせながら新しい家族を探しています。活動への皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。
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