アニドネでは、皆さまからいただいたご寄付が、認定団体のもとでどのように活用されているのかをお伝えしています。
アニドネ認定保護団体「特定非営利活動法人 にゃん2」さんには、2026年6月に43,611円、7月に35,807円、8月に83,543円の寄付金をお届けしました。寄付金の使い道と保護猫たちの近況について伺いました。
ご寄付はすべて、保護猫たちの医療費に
-寄付金はどのように活用されましたか?
「頂いたご寄付につきましては、全額を保護猫達の医療費に使わせて頂きました。2026年度に入って4月から9月15日現在で、保護した猫は80頭に達しました。なかでも圧倒的に多いのが、生後3ヵ月未満の子猫たちです。保護したときにはすでに状態が悪く、そのまま即入院となった子もたくさんいました。残念ながら亡くなってしまった子もいます。

入院には至らなくても、猫風邪や栄養失調などで治療が必要な子は少なくありません。この期間には、白血病の治療に踏み切った猫も3頭いました。
その中でも、特に大変な状況だった2頭を紹介します」
瀕死の状態から回復した、まるこちゃん
「まるこちゃんとの出会いは、突然の愛護センターからの連絡でした。
『出血はなく、事故では無さそうだが、体が動かない負傷した子猫が持ち込まれた。シリンジでお水を口に入れれば飲むものの、反応が弱く、瀕死の状態で数時間以内に亡くなってしまうかも』というお話でした。
愛護センターでは制度上、負傷した状態での収容は1週間後にならないと病院へ連れていけないので、引き受けてもらえないかという相談でした。今、瀕死の状態で1週間も待てるわけがありません。助けられるかどうかわからないけれどすぐに引き出し、その足で提携病院へ向かいました。
子猫はまるこちゃんと名づけられました。息はしていますが横たわったまままったく動くことができず、即入院に。血液検査の結果、感染症の疑いでした。耳の下あたりに何かに噛まれた跡があり、そこから細菌が入った可能性が考えられました。すでに四肢に神経症状が出ており、非常に厳しい状態でした。抗生剤、消炎剤の点滴が始まり、翌日には、破傷風が疑われたことから血清による治療が行われました。

まるこちゃんはそれでも頑張って生きようとしていました。3日後には容態が落ち着き、峠を超えました。そして1週間後には動けるまでに回復。まさに奇跡!まるこちゃん本当に頑張りました。
約2週間の入院治療を経て、無事に退院。すぐに普通の生活に戻れたわけではありませんが、現在はぎこちないながらも他の猫達とも遊べるようになりました。もう少ししたら里親さんの募集に踏み切れそうです」

骨折を繰り返すツナ君、原因は思いもよらない難病
「ツナ君が保護されたのは、生後3週間ほどでした。TNR時に兄妹3頭でひどい脱水状態になっているところを発見されました。
病院へ連れて行くと、全頭そのまま入院することに。その後は順調に回復して退院、離乳も進み、里親さん募集に向かってすくすくと成長していました。
ところがある日、ツナ君が前足をかばって歩いていることに気付きます。もしかして高い所から落ちてしまったのでは?と受診したところ、レントゲンで判明したのは開放骨折でした。ギプスで固定して治療を始めましたが、その後、もう一方の前足、後ろ足、さらに大腿骨と次々に骨折を繰り返します。動くたびに痛みで鳴くツナ君。しかし、なぜこれほど骨折を繰り返すのか、原因が分かりません。
原因を見つけて、治療できるものなら何とかしてあげたいと、紹介状を書いてもらい、日本動物高度医療センターで詳しい検査を受けることにしました。そこで分かったのが、骨の形成にかかわる難病でした。本来であれば血管から薬剤を投与する治療を行いますが、ツナ君は血管が細すぎるため実施することができず、投薬による治療を始めることになりました。現在は、治療に使う薬の到着を待っています。

一緒に保護されたツナ君の兄妹は無事に里親さんの元へ巣立っていきました。
普通に走り回れるようになって、ずっとのお家へ繋げる事ができるよう、ツナ君と一緒に頑張ります」
一頭一頭に必要な医療を届けるために
-ご支援くださる皆様にメッセージをお願いします。
「皆様、いつも心のこもったご支援をありがとうございます。
猫たちの保護を続けていると、さまざまな場面に遭遇します。『目の前の命を諦めない』というモットーを胸に、どんな子も何とか救い、優しいご家族のもとへつなげられるよう活動しています。
健康な子もいれば、病気を繰り返す子、大怪我をしている子などさまざまですが、皆様からのご支援があるからこそ、必要な医療を受け、幸せへの一歩を踏み出すことができます。
本当に心から感謝申し上げます。
これからもスタッフ一同、一生懸命、小さな命を守る活動を続けてまいります。
皆様からのご支援を大切に使わせていただきます。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます」
お話を伺った約5カ月半だけでも、80頭もの猫を保護したにゃん2さん。猫たちを健康な状態で「ずっとのお家」へとつなぐ、その活動への継続的なご支援をどうぞよろしくお願いします。
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