動物法務支援ネットワークさんは、人と動物のよりよい共生のために、法の力をつなぎ支えようと、行政書士、司法書士、税理士、獣医師、マンション管理士等様々な士業の方々が集まったネットワークです。その第3回公開勉強会にアニマル・ドネーションの代表理事である西平衣里が招かれ、基調講演を行いました。
テーマは「いのちに寄り添う支援 ー遺贈・寄付と現場がつくる新しい動物福祉」
動物法務支援ネットワークでは、ペットにまつわる法務について、どなたでも参加できる公開勉強会が定期的に行われ、行政書士さんを中心に、獣医師さんや動物福祉の活動をなさっている方々が参加なさっておられます。今回は、アニドネの活動、寄付や遺贈による支援の内容と、日本における動物福祉の現状や課題について知って頂く機会となりました。
◆日時:2026年9月11日 金曜日 13:00-16:30
場所:かながわ県民センター 304会議室(横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2)
対象者:一般(主に士業、獣医師、動物関連のビジネス・動物福祉にかかわる方)
人数:約15名
テーマ「いのちに寄り添う支援 ー遺贈・寄付と現場がつくる新しい動物福祉」
講師:西平衣里

アニドネの活動:動物の未来を変えるための仕組みづくり
講演では、「日本の動物福祉を世界トップレベルに!」という思いと、そのためにアニドネが頑張っている具体的な仕組みをご説明しました。寄付で現場をサポートするだけでなく、動物福祉の基準を考える「AWGs」の活動や、保護団体同士が学び合う「アニドネカレッジ」、さらには動物のための遺産相続である「レガシーギフト」の推進など、アニドネでは感情論に終わらない多彩な取り組みを行っています。加えて、コロナ禍を経てより複雑化している多頭飼育崩壊や、人とペットの高齢化に伴う現在の深刻な課題についてもお伝えしました。解決の糸口を探る参考として、動物への配慮が法的に進んでいる海外の法律や先進事例についてもあわせて紹介しました。

法律の専門家に期待される「動物福祉」の視点
動物法務支援ネットワークの方々は、「動物の問題は結局、人の問題である」という本質をすでに深く共有されていました。こうした複雑な課題を根本から解決していくには、「人の幸せと動物の幸せはつながっている」という視点に立ち、法律やルールを含めた社会全体の仕組みをアップデートしていくことが欠かせません。動物福祉が進んでいる欧米などの国々では、動物をモノではなく「感受性のある存在」として扱う法律が当たり前になってきており、日本でも、そうした考え方を取り入れるタイミングにきています。日頃からペットの法律問題に寄り添っている専門家の方々が、この「動物福祉」の視点を実務の中で活かしてくださることは、人と動物が共に安心して暮らせる社会をつくるための、とても心強い力になると期待しております。

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※掲載の文章・写真はアニマル・ドネーションが許可を得て掲載しております。無断転載はお控えください。
