ホスピタル・ファシリティドッグ® 国内育成事業 候補犬ミコちゃんがデモ訪問デビュー
日本で初めてホスピタル・ファシリティドッグ®を導入した『シャイン・オン・キッズ』さん。
ファシリティドッグとは、病院に勤務する犬のことで、看護師のハンドラーとペアで治療中の子どもたちの心のケアを中心にサポートしています。シャイン・オン・キッズさんは、2022年度からは日本国内でのファシリティドッグ育成事業への取り組みをスタートしました。今回はファシリティドッグ候補犬のデモ訪問デビューまでの活動レポートをご紹介します。
※ホスピタル・ファシリティドッグ® は認定特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズさんの登録商標です。
カラダは大きくてもココロは子犬 「楽しくできた!」を大切に
アニドネ認定団体になられた2023年の訪問時は、オーストラリアから二頭の子犬トミーくんとミコちゃんがファシリティドッグ候補犬として日本に来たばかりでした。


当時アニドネスタッフが会いにいくと、人好きな性格からか尻尾をフリフリ笑顔で挨拶。カラダは大きくても、ココロはやっぱり子犬らしく、二頭で甘噛みし合って遊んだり、庭に出て日向ぼっこを楽しんだりして愛嬌たっぷりなミコちゃんでした。
毎日、トレーナーさんと楽しく過ごす中で得意になったキュー(指図)は、タッチ(遊び)、宝探し(遊び)、ビジット(
来日2年!ミコちゃんがデモンストレーション犬としてデビュー
2歳になったミコちゃんはこれまでいろんな場所であらゆるトレーニング経験を積み、患者対応もメデイア対応も物怖じしないでこなせる頼もしい存在になり、病院デビューもまもなくです。
5月12日、兵庫県立こども病院にて「ホスピタル・ファシリティドッグ®導入に向けたクラウドファンディング開始」のためのPRイベントを開催。ミコちゃんはそこでファシリティドッグのデモンストレーションを披露しました。
院長の説明からは、動物の持つ「黙って側にいてくれる」ことの効果を強く確信されていらっしゃることがうかがえました。
イベントに参加したアニドネスタッフも、メディアから質問が繰り返される緊張した雰囲気の中でも、のんびりくつろぐミコちゃんの姿をみて実感。この「自然体」こそが、
「自然体」とは言っても、吠えたり、走り回ったりは全くなく、
デモのメニューが一通り終了して、緊張がほどけた後、
犬とハンドラー(看護師)の深まる絆からファシリティドッグデビューへ
会見後、ハンドラーの大橋さんとミコちゃんは病院外来エリアに出て、当日訪れていた患者さんたちと交流する時間も持ちました。
育成内容についてたずねると、最初はトレーナーが犬のトレーニングをするので、
そして「犬とハンドラーがお互いにしっかりと向き合えるようになったとき」に、ハンドラーと犬との絆を感じると教えてくれました。犬が信頼関係を築いてこそ、病院でのキュー(指図)をどんな場所でもできたり、寛ぐ姿を見せてくれたりして、人々に喜びをもたらしてくれる存在になっていくようです。犬の感情を大切にしながら、動物福祉への配慮をもってトレーニングされていることがよく伝わりました。
今回ミコちゃんが参加したクラファンイベントは2025年7月10日まで実施されています。
ホスピタル・ファシリティドッグ®育成には一頭一頭にあったカリキュラムと時間を要するため、育成費用のほか施設管理費やトレーナー費用などまだまだ多くの支援が必要です。これからもシャイン・オン・キッズさんへあたたかい寄付でのご支援をどうぞよろしくお願いします。
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