「+イイコト」に動物を愛する出版社「Après-midi(アプレミディ)」様がご参画
「+イイコト」にご参画いただくのは、「国内・海外の知られざる文化や才能の発掘と継承」を理念に、自由な発想を大切に活動されている出版社「Après-midi(アプレミディ)」様。
今回そのアプレミディ様から出版される絵本「ポポとかなえたいこと」に寄付がつくことになりました。
今回この絵本の出版には、編集を担当された・根本峰希さんの深い思いがこめられています。
動物との暮らしの中で感じる幸せや喜び、そして命の大切さ
きっかけは、根本さんがインタビューで「シャハニちあき」さんにお会いしたときにさかのぼります。シャハニさんのインドでの女性自立支援などの活動にとても共感した根本さんは、「この素晴らしい取り組みを子どもたちに伝える絵本にできないか」と思いシャハニさんにもちかけます。ふたりでアイデアを練る中で、高齢の愛犬とのお別れについて考えていたシャハニさんは「子どもにどうやって家族との『別れ』や『死』を伝えるべきか」と、この絵本のアイデアが浮かびます。
確かに『別れ』は悲しいものですが、犬と過ごす日々はそれ以上のものを教えてくれます。全力で「今」を生きる犬たちの姿に励まされ、日々の暮らしに豊かな思い出が積み重なっていく…。この絵本では、動物との暮らしの中で感じる幸せや学び、そして命の大切さが描かれています。イラストにはシャハニさんの提案で台湾のアーティストである「ウェイシュエン」さんが担当することに。ウェイシュエンさんのイラストは、生命力を感じさせる色使いと、可愛らしさやユニークさがあり、この絵本のテーマにぴったり!眺めているだけで心がほっこりしてきますね。
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「ポポとかなえたいこと」
〜犬を愛するすべてのひとたちに贈る。これは愛のおはなし。〜
ななちゃんの夢は犬のポポと飛行機に乗って一緒に旅をすること。
一緒に海辺でホットドッグを食べること。お互い100歳になるまで一緒にいること…。でも、やがてななちゃんとポポにお別れのときが訪れます。
「あなたがいない まいにちは とってもさみしい」そんなななちゃんに届くポポからのメッセージとは。
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大切な存在を失った時の、その暗い悲しみの時間の中でさえ、愛した日々は未来を照らしつづける。愛犬家の作家ふたりの初タッグによる、いのちへの愛に溢れた渾身の一冊です。こどもたちにとって最も身近な動物である犬との別れと絆が、やさしく語りかけるような言葉と色とりどりのイラストで綴られています。
絵本の巻末にはシャハニさん、ウェイさん、デザインを担当された同じく愛犬家のしんごさんがそれぞれ愛犬との思い出を語っています。彼らのエピソードは、きっと犬好きの皆さんにも共感していただける内容ではないでしょうか。
もう一つの巻末、「ポポとかなえたいこと」を知ってくださったあなたへ、ということで、あなたの愛犬(“あのこ”)の思い出を綴ってシェアする日記「ワンワンダイアリー」に参加できる、という企画も用意されています。
「この絵本の物語はひとまず終わりますが、犬を飼っている方や飼っていた方々の物語はそれぞれにあります。この絵本をきっかけに、そんな素敵なエピソードを共有する場を作れたらと思っていますのでぜひご参加いただけると嬉しいです(編集者・根本さん)」
この絵本で心温まったあと、今度はあなた自身の思い出を語ることで本当の意味で「ポポとかなえたいこと」の物語は完結するのかもしれません。
▶︎「ワンワンダイアリー」投稿方法はこちら
<絵本概要>
絵本名:『ポポとかなえたいこと』
文:シャハニちあき
絵:ウェイシュエン
デザイン:しんご
サイズ:B5変形判(H190mm×W250mm)
仕様:30ページ/4C/上製本
価格:1,980円(本体1,800円+税10%)
▶購入はこちら
人との密接な生活の中で、動物たちも幸せに暮らす権利がある『命あるもの』
「+イイコト」へのご参画にあたり、編集担当の根本さんと、出版社・アプレミディの富永さん(以下、敬称略)にお話しを伺いました。
ーなぜ寄付をしようと思われましたか?
「犬や猫との暮らしは、人との生活と密接に結びついており、切り離すことはできません。彼らにも幸せに暮らす権利があると考えています。この絵本では、そんな日々の大切さを描いているので、不幸な環境にいる動物たちを救う支援をしている団体に寄付できたらいいなと思いました(根本)」
―何に寄付をつけられますか?
「絵本『ポポとかなえたいこと』(アプレミディ)に寄付をつけます。アプレミディさんは、動物を愛する出版社です。絵本は長く愛されるものなので、特定の期間を設けて支援するのではなく、日々寄付活動を行っている出版社にお預けするのがぴったりだと思っています(根本)」
―ご寄付をどのように使って欲しいですか?
「おもに保護犬・保護猫活動を行っている団体の方々と動物たちに寄付をさせていただきたいです。たとえば不幸な環境からレスキューされた犬・猫の不妊去勢手術費用、保護されてずっとのおうちを待っている犬・猫のごはん代、保護団体さんの施設の水道光熱費、などなど……挙げるときりがありませんが、少しでもお役に立てるとうれしいです(富永)」
―日本の動物福祉についてどう思われますか?
「日本の動物福祉について『良い』『悪い』でいうのは難しいですが、個人的には少なくともみんなが動物を『命あるもの』として扱う世の中になってほしいなと思います(現在は法律的には『モノ』という扱いなので)。また、どんなにかわいくても動物はぬいぐるみではなく『命』なので、制度や法律、行政だけではなく、私たちももっと動物福祉について理解をしていく必要があるなと思っています(富永)」
―アニドネに一言あればお願いします
「星の数ほどある活動団体から適切なところに寄付するのは至難の業です。アニドネ様の取り組みは、本当に助かっています。今後とも継続して活動を続けていただけるよう応援させていただきます」
今回は、キモチをカタチにしてくださりありがとうございます。
この作品に関わったみなさんの思いが一人でも多くの方に伝わることを強く願っております。
▶︎「ポポとかなえたいこと」公式特設サイトはこちら
※掲載の文章・写真は、公益社団法人アニマル・ドネーションが許可を得て掲載しております。無断転載はお控えください。