一般社団法人 しっぽ村
保護団体
『不幸な命ゼロ』を目指して 保護活動を通した学びを地域から次世代へ
犬猫の保護・譲渡活動のほか、動物愛護・動物福祉の意識向上を目指して、普及と啓発活動にも力を入れて取り組んでいます。小学校・中学校での教育現場でも「命の教室」を開催することで、自分の生命と同様に他者に優しい子どもたちの心の育成にも寄与します。
活動内容
救える命をつなげながら、動物たちの命の大切さを次世代に伝える活動
保護・譲渡活動のほかに、猫の不妊・去勢手術(TNR活動)と動物福祉の普及・啓発活動を行っています。同拠点に「TNR保護犬猫診療所」を併設しています。2022年6月から愛甲郡の小・中学校を訪問し、児童・生徒を対象に「命の教室」を継続実施しています。また、ペット防災講習会も実施しています。
今後のビジョン
命をつなげ、守る活動の維持と継続。地域が一丸となって動物問題に取り組むコミュティづくりの先駆けとなる活動
保護・譲渡活動はもちろんですが、飼い主がいない外で暮らす猫(以下、外猫)の避妊・去勢手術の実施と推進をしてまいります。行政機関とも連携し、TNR活動の背景や捕獲器の使い方説明を行ない、実施方法に関する講習会やセミナーの開催も行なっていきます。
犬や猫の保護、TNR活動、譲渡会等のイベントを地域ごとに協働または、依頼する機会も増えましたが、この協働の輪を広げていくことも中期的な活動ビジョンでです。また、昨今の自然災害の予期せぬ事態が起こった時のペット防災の訴求にも尽力し、平時から地域や飼い主仲間とのコミュニケーションやネットワーク作りに努め、家族の一員であるペットの安全も守れるよう飼い主の意識向上に役立つ働きかけができればと思っております。
寄付使途
保護動物の医療費・光熱費、施設修繕費・犬の生活用品、その他非営利活動費
基本情報
- 団体名
一般社団法人しっぽ村
- 住所
〒243-0111
神奈川県愛甲郡清川村宮ケ瀬1674-6
しっぽ村アダプションセンター
- 電話番号
046-281-7457
- メールアドレス
shippomura2013@gmail.com
- ホームページ
https://wannyan.jimdofree.com/
- 代表者
深津 彰詞
- 会員構成
賛助会員数 2,385名
※2025年10月現在
- 活動報告
https://wannyan.jimdofree.com/
詳細情報
- 活動開始日
2013年3月、神奈川県愛甲郡清川村に福島の被災犬猫を収容する保護施設「犬猫緊急避難所」開設。
2013年9月、一般社団法人「清川しっぽ村運営委員会」設立。
理事3名、スタッフ1名、ボランティア約30名より動物保護団体として活動を本格的に開始
- 活動エリア
神奈川県央地域9割
- スタッフ数
有給スタッフ5名、役員6名、登録ボランティア200名
※2025年10月現在
- 団体業態
シェルター型・一般家庭両方の一時預かり
- シェルター
有
収容頭数(犬15頭 猫80頭)
- 動物種
犬2割(純血2割 ミックス8割)
猫8割(純血0割 ミックス10割)
- 保護頭数
2024年
犬(保護15頭 譲渡15頭)
猫 (保護73頭 譲渡65頭)
2023年
犬(保護21頭 譲渡16頭)
猫 (保護119頭 譲渡82頭)
2022年
犬(保護8頭 譲渡4頭)
猫(保護91頭 譲渡79頭)
累計頭数
犬 (保護170頭 譲渡134頭)
猫 (保護1030頭 譲渡878頭)
- しつけ
犬のしつけについては、犬同士のコミニュケーションを図るため、人手があるときには管理下において施設内のドッグランで犬同士の交流をするようにして、犬同士の上下関係と思いやりを学んでもらう時間としている。また、甘噛みや噛み癖の強い子に関しては、人と犬とのコミニュケーションとして音が鳴るものやオヤツを使いながら良いことと悪いことの区別を伝えられるよう努力を図る。これまでドッグトレーナーを頼み、当団体のしつけ担当スタッフを決めトレーニング対策を検討してきたが、現在ではボランティアグループと個体情報を共有しながら、譲渡に繋げられるよう努めている。
- 獣医との連携
長年お付き合いのあるいくつかの動物病院で、保護施設ということをご理解いただいた上で、診察費用や施設運営のことも視野にご協力を頂いている。
頭数が多いため、往診や手術日などの調整も引き受け、獣医師が休日を使って来てくれることもある。当団体ではTNR活動に力をいれているため、一度に数十頭の手術が必要な際には複数の獣医師仲間が集まってくれることもある。また、猫のタイミングによっては急な捕獲もあり、比較的いつでも受け入れてくれる動物病院にも恵まれている。
- 平均滞在日数
約1年
- 譲渡規則
有
【譲渡の選定基準】
https://ameblo.jp/ananan223/entry-12415868113.html
- 譲渡の条件
有(対面説明・自宅確認・トライアル期間・室内飼い・家族構成の確認・年齢制限・生活スタイル・飼育指導・多頭飼いは不可・ワクチン・狂犬病予防接種・フィラリア抗体検査・不妊去勢手術)
- フォローアップ
トライアル期間は週に1回の近況報告で譲渡犬猫の様子の伺い、トライアル期間中の先住動物との相性の問題や、体調、食欲、ストレス行動などの問題も些細なことから飼い主さんが気軽に相談できるようにしている。トライアル中の体調不良にも早く気付けるようアドバイスとフォローに努める。場合によっては訪問し、犬の場合は環境にあったしつけのアドバイスも行う。また正式譲渡後も何か異変があったり悩み事がある際にいつでも相談していただけるよう配慮している。
- 譲渡金額
犬:管理費(フード代、寄生虫駆除代) ¥8,000
・狂犬病ワクチン ¥2,000
・6種混合ワクチン ¥5,500
・フィラリア検査 ¥3,000
・避妊去勢手術 ¥18,000~¥35,000
・登録費 ¥3,000、狂犬病注射済票 ¥550
猫:管理費(フード代、寄生虫駆除代) ¥8,000
・予防接種代 ¥4,000・血液検査代 ¥4,000
・避妊去勢手術代 ¥10,000~¥20,000
・交通費(50㎞以上、距離による)
・その他(特別にかかった医療費等)
- 譲渡後の戻り数
トライアル時点での戻り数は全体で2%未満。
正式譲渡後は返還不可が条件になっているため、譲渡先の都合で戻ってくることはありません。
また譲渡先の都合にもよるが、平均1ヵ月~3ヶ月程度のトライアル期間を設けている。
単身住まいの方や、60歳~64歳の方には飼育できなくなった場合の保証人明記や、ペット信託との契約が必須となる。
(ただし、猫の脱走を複数回繰り返したり、体調不良を放置して適切な医療行為を行わないなど飼育者として不適切と判断した方に返還をお願いすることもある)
- 動物に対する福祉体制
犬舎も猫舎も冷暖房を完備。
犬舎では、屋内ドッグランと屋上に日の当たるドッグランを完備。また、介護が必要な場合は施設で夜間当直をしたり、スタッフの自宅で介護をしたりと24時間体制を整えている。
猫舎では、手作りのキャットウォーク、広い部屋でのびのびと過ごせるよう空間を利用し、猫の好奇心を募らせる工夫をしている。ケージ管理では個体の大きさに配慮し、身体の大きさにあったものを使用。トイレは1日2回掃除、水皿は1日1~2回交換し、真冬はさらにペット用のホットカーペットを使用してストレスを軽減している。
- 設立のきっかけ 沿革
2011年3月、東日本大震災後、福島県相馬市での被災者支援ボランティア活動時、自宅に残した犬や猫を心配する被災者の要望を受け、救助、給餌等のボランティア活動を開始。東京、神奈川での募金活動で資金を集め、福島県相馬市に被災した犬猫のための保護施設を開設。
2013年3月、神奈川県愛甲郡清川村に福島の被災犬猫を収容する保護施設「犬猫緊急避難所」開設。同年9月より、一般社団法人「清川しっぽ村運営委員会」設立し、活動を本格的に開始。
- 団体の特色
年齢問わず多彩なボランティアさんが多く在籍されている。建設系の技術職さん、エンジニア、教員、専業主婦、研究員、トリマーさん、学生から80代まで犬や猫を愛するボランティアさん在籍。また、当団体理事には獣医師が在籍しており、動物病院を併設しているので保護施設専属の獣医師による医療コストを抑えた各種検査、予防、治療が可能。
- 活動内容
・犬、猫の保護及び譲渡活動
・猫の不妊・去勢手術(TNR)活動
・多頭飼育崩壊レスキュー
・被災犬猫及び飼い主の支援活動
・動物愛護・動物福祉普及啓発活動(セミナー開催、写真パネル展、動物介在教室)
- 定期のイベント
募金活動
愛甲郡の小・中学校を訪問し、児童・生徒を対象に「命の教室」を実施
TNR活動
犬猫譲渡会
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