特定非営利活動法人 江東ねこの会

保護団体

(2025年12月1日掲載開始)

譲渡型保護猫サロン「もんにゃか」で年間約100頭を新しい家族へ繋ぐ

特定非営利活動法人江東ねこの会は、東京の江東区を中心に2016年から活動を続ける保護猫団体です。譲渡型保護猫サロン「もんにゃか」を拠点に、年間およそ100頭の猫を新しい家族へと繋いでいます。行政や関連団体と連携・協力しながら、飼い主のいない猫が過酷な環境で生きることのない社会を目指し、啓発活動や保護・譲渡活動を行っています。

活動内容

東京都江東区で「飼い主のいない過酷な生活をしている猫をゼロにする」ことを目標に、関わった多くの人の想いと共に里親さんにバトンを繋ぐ

2016年ボランティア団体として活動をスタートした江東ねこの会は、発足当初は江東区の猫が増え続けるのを止めるため成猫のTNR(捕獲・不妊手術・リリース)や子猫の譲渡会、また地域猫の適正な餌やりについての啓蒙活動を中心に活動を行っていました。
2020年10月には江東区永代橋にシェルターを開設し、保護から譲渡への取り組みを本格化。現在は「譲渡型保護猫サロン もんにゃか」を運営し、毎週末に譲渡会を実施しています。約50名のボランティアが活動を支え年間約100頭の猫を新しい家族へと繋げています。

今後のビジョン

東京都江東区の飼い主のいない過酷な生活をしている猫をゼロに

2016年発足時はTNRを中心に活動をはじめ、譲渡に活動をシフトできるようになったのはこの5年ほど。ボランティアスタッフが増えたことで、関連団体・企業・行政との関わりを少しずつ広げています。子猫からシニア猫、傷病猫まで、保護を必要としている子であれば保護をし、ずっとのおうちを探し続けることに加えて、高齢者の方々にも年齢だけを理由に猫との暮らしをあきらめてほしくないという想いからシニア猫の譲渡、預かりボランティアとして関わっていただけるよう仲間集めにも力を入れていく方針です。
地元の住民や行政とも連携し、地域全体で猫の福祉を向上させる取り組みを進めていくことで、信頼される団体に成長していくと共に、支援やボランティアの輪が更に広がることで安定した運営を目指して行きます。その結果、江東区の地域猫と住民の共生が叶い、全体の環境をより良くできると信じています。

寄付使途

保護動物の医療費、設備費、その他非営利活動費

スタッフからのメッセージ

代表 矢嶋槙子

特定非営利活動法人 江東ねこの会

代表 矢嶋槙子

どんな猫にもあたたかい幸せを掴んでほしいという思いから、乳飲み子からシニア猫まで、傷病猫や人馴れをしていない成猫たちも積極的に受け入れをしています。多くのボランティアスタッフたちが、献身的にお世話と人慣れを進め、保護時とは見違えるほど幸せになる猫たちの姿が励みです。
外で暮らしていた猫たちは、さまざまな困難を抱えていることも多く、保護活動は皆さまからの温かいご支援やご寄付によって支えられており、継続して活動を続けられることに心より感謝申し上げます。
シェルターの運営と、預かりボランティアの協力により、今後も行政と連携しながら、猫が幸せに暮らせる街づくりを目指してまいります。

里親さんからのメッセージ

里親様N.H様

里親さん

N.H様

江東猫の会から4匹の猫を迎えて、本当に良かったと感じています。それぞれ性格も違っていて、毎日が驚きと笑いの連続です。最初は緊張していた子たちも、今ではすっかり家族の一員。寝転ぶ姿やじゃれ合う姿を見るたびに、こちらまで幸せな気持ちになります。元々は犬派だった私も今ではすっかり猫派になりました。
これからも4匹が安心して過ごせるように見守りながら、一緒に穏やかな時間を過ごしていきたいと思います。

基本情報

団体名

特定非営利活動法人 江東ねこの会

住所

東京都江東区門前仲町2-4-9青木ビル3F

TEL

090-7285-1262

メールアドレス

contact@kotonekonokai.com

HP

https://kotonekonokai.com/

代表者

理事長 矢嶋槙子

会員構成

正会員71名、賛助会員17名 ※2025年10月現在

詳細情報

活動開始日

2016年06月01日(法人化2025年03月14日)

活動エリア

東京都江東区全域

スタッフ数

専従3名

団体業態

シェルター型

シェルター

動物種

猫10割(純血0割、ミックス10割)

保護頭数

2024年
猫(保護数121頭、譲渡数99頭)
2023年
猫(保護数116頭、譲渡数103頭)
2022年
猫(保護数82頭、譲渡数79頭)

累計
猫(保護数399頭、譲渡数362頭)
※累計は2020年度から2024年度まで

しつけ

獣医

協力有(診察協力他、電話やLINEでの相談協力)

平均滞在日数

2週間~3か月

譲渡規則

譲渡条件

有(対面説明・自宅確認・トライアル期間・室内飼い・家族構成の確認・年齢制限・生活スタイル・飼育指導・ワクチン・不妊去勢手術・マイクロチップ・検便・血液検査)

フォローアップ

有(公式LINEにて定期報告を依頼・飼育相談受付)

譲渡金額

有(平均2万円)※避妊手術、3種混合ワクチンウィルス検査(猫エイズ・猫白血病)、血液検査、駆虫2回分、ノミ取り、便検査、マイクロチップ装着費の一部、飼養金、申込金含む

譲渡後後戻り頭数

1%

動物に対する福祉体制

冷暖房完備、ケージにペット用ヒーター設置、遮光カーテン、毎日朝夕のケージ及び施設床の掃除、消毒、清潔なトイレ、換気扇、空気清浄機により臭い対対策、各猫の年齢や健康状態に応じた適切な食事、十分な遊びと運動、人馴れ、ふれあい、十分な愛情

団体設立のきっかけ・沿革

・2016年10月1日、江東区社会福祉協議会の江東ボランティアセンターにボランティア登録。江東区保健所飼い主のいない猫の適正飼養普及員のメンバーの発足により、2016年ボランティア団体として確立。
・区の「飼い主のいない猫の去勢又は不妊手術費助成事業の確立に成功し、成猫のTNRを行い、子猫は譲渡会に出し、また地域猫の適正な餌やりについての啓蒙活動を実施。並行して、区の公正取引委員会に高齢者が飼育困難になる猫たちの問題について支援の陳情を継続。
・2020年10月24日、江東区永代橋にシェルターをオープン。TNR中心からTNTAにシフト。
・2022年7月23日、譲渡型保護猫サロン「もんにゃか」移転オープン。シェルターがビルの事情により退去することになり、新たに現在の門前仲町にシェルターを設立。
・2025年3月14日、「特定非営利活動法人江東ねこの会」設立。
・2024年、長年の区への陳情が実を結び、東京都の地域における動物の相談支援体制整備事業に参加。飼い主の死亡や入院などにより飼育困難な猫、飼い主のいない猫の譲渡のための医療費に対しての補助金を受けられるようになり、より持続的な活動の一助に。

団体の特色

江東区に根差して、地域に密着した活動を行っています。
学生から70代まで幅広い年齢層が所属しており、ボランティアがそれぞれの得意分野(動物看護師、愛玩動物飼養管理士、家庭動物管理士、web、経理、SNS、キャットグルーマー)を生かして、会の運営及び成長に貢献をしており、猫の保護依頼などに迅速に対応できる機動力を持っています。
医療ケアにおいては、動物病院と連携し動物看護師をはじめ猫のお世話をするスタッフで力を合わせ、必要かつ適切な医療措置をおこなっています譲渡の面でも猫の特性に合った里親を見つけ、譲渡後も相談やサポート、アドバイスをおこなっています。
ペット関連の企業と協力し、プロモーションを通じて会の認知度を高め、支援を増やしています。

活動内容

・譲渡型保護猫サロン「もんにゃか」の運営
・一時飼養(通常のお世話、健康チェック、通院)
・HP、SNS、里親募集サイトを通じて里親、ボランティアの募集
・猫の保護活動(通報者の方や近隣住民の方からの情報収集、現地調査、救護)
・個別の相談や里親を考えている方々には、譲渡条件、脱走対策、安心して迎え入れるための準備について等アドバイスを提供
・啓蒙チラシの配布
・江東区保健所からの連絡を受け、相談や引き取りの請け負い実施
・イベント参加による啓蒙活動

定期イベント

・毎週土日「もんにゃか」にて譲渡会実施
・毎月第3日曜日「カインズ」南砂町SUNAMO店にて譲渡会実

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