犬のM基金

保護団体

(掲載開始)

犬の今日と未来のために。預かりボランティアで全頭無償譲渡!

全国でも珍しい、預かりボランティアのみの運営で保護から不妊・去勢手術、譲渡活動を行っています。全頭無償で譲渡を積極的に進めている団体です。また、北海道に多い多頭飼育崩壊のレスキュー活動も行っており、保護した都度譲渡会も開催しています。全頭譲渡のため、ドッグトレーナーによるボランティアへの勉強会も開催し、団体内のレベル底上げにも取り組んでいます。

活動内容

預かりボランティア宅での飼育、譲渡。多頭飼育崩壊現場へのレスキューも実施

収容施設を持たず、保護した犬はそれぞれの預かりボランティア宅で飼育し、譲渡まで行っています。特に、預かりボランティア宅を2,3ヶ月毎にシャッフルをしながら犬たちは様々な異なる環境で過ごすことで、家庭犬としての社会化を進めることができ、譲渡率を上げています。

また、酪農が多い北海道では多頭飼育崩壊現場も多く、レスキュー活動も実施しています。

さらに、全頭譲渡を目指し、FacebookやInstagram、ブログ等のSNSの日々の更新や、犬個別の動画作成、譲渡会場でのパネル展示等でPR活動にも力を入れています。

今後のビジョン

不幸な犬を救いたい想いから、広大な北海道の野犬縮小に向け取り組む

土地が広大で酪農も多い北海道では、その地域性により多頭飼育崩壊の現場が後を絶ちません。レスキューに駆けつけることも多く、着実に一か所ずつ収束させていきたいという想いで活動されています。特に、道東部や道北部には酪農に住み着く犬や、集団で生活する野犬が多いとのこと。酪農に住み着く犬は麻酔で眠らせ、保護・不妊去勢手術・譲渡へと繋げていきます。集団化した野犬の捕獲は行政が行っていますが、人を警戒する傾向があるため、なかなか困難なケースもあります。中には、牛などを襲うこともあり、害獣として射殺されていた経緯があります。

今後、このような状況を打破するため、野犬を無くしていく活動に積極的に取り組みたいと熱い想いを持っている団体です。

さらに、近年では持続可能な活動のため、自分たちでも何かできないかと、カレンダーや手作り品販売の実施や、企業のイベントへの参加による収益力向上を目指しています。

寄付使途

保護動物の医療費、飼料費、ドッグトレーナー費用、その他非営利活動費

 

 

スタッフからのメッセージ

犬のM基金

代表 秋田 千嘉子さん

名称の“M”は、「小さな力を寄せ合って活動をしていこう」という希望を込めて 『みんな』『未来」』の頭文字から取り、2010年5月に【犬の今日と未来のために】無償譲渡の会を発足しました。
数々の現場を見て痛切に思うことは、不妊手術が行われていれば、増え続けることも、空腹や争いで命を失うこともなかったということです。
自分たちの地域で起こっている野犬、多頭飼育現場などをご自身の町の問題として認識いただき、行政、愛護団体、個人ボランティアなどと官民の垣根を超えて連携し、みんなで力を寄せ合って行動することが一番の解決策として、これからも取り組んでいきたいと考えています。

里親さんからのメッセージ

里親さん

大葉 金五 さん

殺処分対象で迎えた子が虹の橋へ向かい、それがきっかけで同じ境遇の子たちが幸せになるお手伝いをしたいと思っていた頃、預かりボランティア制度を知りました。
活動する中で、150頭佐呂間町多頭飼育崩壊が起き、最初に捕獲された咬みつきのある2頭を預かり、家族に迎えたのは、そのうちの成犬です。
人に全く慣れていなく、咬みつきが激しい上に触るのも困難で、縁遠く1年以上を過ごす中、安心して楽しむ心を家族として育てていきたい気持ちになり、我が家に迎えました。
今では ついてきたりごはんオヤツにはしゃぎ、人を信頼する兆しが見えてきたことが家族としての喜びです。

基本情報

団体名

非営利ボランティア団体「犬のM基金」

住所

北海道札幌市豊平区月寒西3条7丁目4-20-313

TEL

090-5982-0189

メールアドレス

info@m-kikin.com

HP

http://m-kikin.com/index.html

代表者

秋田千嘉子

活動収支報告

http://m-kikin.com/list50.html

詳細情報

活動開始日

2010年5月1日

活動エリア

北海道全域

スタッフ数

約30名
※2024年10月現在

団体業態

預かりボランティア型

シェルター

無し

動物種

犬:98%(純血1割:ミックス9割)

猫:2%(ミックス10割)

保護頭数

2023年

犬(保護数:185 譲渡:162)

猫(保護数:5 譲渡:5)

2022年

犬(保護数:149 譲渡:140)

猫(保護数:3 譲渡:3)

2021年

犬(保護数:102 譲渡:95)

累計

犬(保護数:708 譲渡:688)

猫(保護数:44 譲渡:44)

しつけ

一般的な排泄、噛むなどのトレーニングから人馴れまでを実施。4人のプロドッグトレーナーや犬の幼稚園などに依頼し、野犬のしつけを実施。ボランティアに対し、ドッグトレーナーによる勉強会を開催している。

獣医

協力有

・移動動物病院の協力有り

・札幌市内7件程のボランティア価格の動物病院有り

平均滞在日数

6ヶ月

譲渡規則

譲渡条件

有(対面説明・自宅確認・トライアル期間・室内飼い・家族構成の確認・年齢制限・生活スタイル・飼育指導・ワクチン・狂犬病予防接種・フィラリア抗体検査・不妊去勢手術・検便・血液検査)

フォローアップ

有(逸走防止の指導(ダブルリード説明)飼育指導、ドックトレーナーの紹介、ランダムに里親宅訪問)

譲渡金額

畜犬登録料3,200円のみ

譲渡後戻り頭数

過去3頭

動物に対する福祉体制

全頭ボランティア個人宅での飼育管理をしているため、冷暖房完備、室内飼育、留守番時間は基本6時間以内

団体設立のきっかけ・沿革

不幸な犬を救いたいという想いから
・2010年 非営利団体「犬のM基金」設立

団体の特色

収容施設を保有しない・各預かりボランティア宅にて飼育している。これにより家庭犬としての社会化を進めることができ、譲渡の確率が上がる。

活動内容

・譲渡までの保護飼育

・HPやブログ等のSNS更新で保護動物のPR

・多頭飼育崩壊のレスキュー

定期イベント

・譲渡会(都度開催)

・チャリティイベントへの参加

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