アニマル・ドネーションは、みなさまからお預かりした寄付金を認定団体様へお届けしています。
福島県いわき市を拠点として保護活動をしている「特定非営利活動法人 動物愛護団体LYSTA」さんへ、2025年11月に174,166円、12月に35,993円、2026年1月に529,387円、2月に132,988円をお届けしました。
寄付金をどのように使われたのか、代表の鈴木さんにお話を伺いました。
1頭たりとも取りこぼさない―処分対象の傷病犬猫を積極的に受け入れ
ーここ数カ月の寄付金の使い途について教えてください。
「LYSTAでは、2015年から月に一度、猫の一斉不妊去勢手術を実施しています。11月~2月は、246頭の猫の不妊去勢手術を実施しました。
また、当団体で保護している約170頭の保護犬猫のフードを購入や、医療費に充てさせていただきました」
ー具体的なエピソードを挙げて頂けますか。
「私たちは保健所から、怪我や病気・高齢の子たち、また交通事故や衰弱により緊急性のある子たち、その他、収容期間が長期化した子を中心にひきとっています。いわき市保健所との話し合いを重ねた結果、緊急性のある犬猫が収容された場合はすぐに当団体に連絡をいただき、即日引き出して、すぐに治療を開始することができるようになりました。そのような保健所との緊密な連携によって、当団体にて引き取った犬猫をご紹介します。
きのこちゃんは、保健所から引き取った当初は脱水がひどくガリガリでした。ぐったりとして、頭を上げることもできませんでした。補液や強制給餌など集中的な医療とケアで無事回復しました」

「なかすくんは、川の中州で下半身が水に浸かったまま動けなくなっていたところを収容されました。恐らく交通事故で飛ばされて川に落ちたのだと思います。どれだけの時間そこで水に浸かっていたのかわかりませんが、当団体に来てから3日ほど放心状態の様子でした。下半身不随は残ってしまいましたが、そんなハンデは感じさせず、毎日の圧迫排尿にもスタッフに協力的な甘えん坊さんです」

「もち吉くんは、右前肢と胸骨の骨折、削痩、寝たきりのシニア犬です。保健所でも処分予定はありませんでしたが、保健所でできることには限りがあります。もち吉くんに残された犬生、不快なく十分なケアをしてあげたいとの思いで、当団体で受け入れる事にしました。立ち上がる事は出来ませんが、ごはんはガツガツ食べて『生きてるよ!』と全身で伝えてくれます。補液・投薬・ごはんの補助を継続しています」

「まっしろな殺処分ゼロ」の10年間継続を目指して
ーアニドネ支援者様へのメッセージをお願いいたします。
「LYSTAは『いわき市の継続できる殺処分ゼロのスタートラインに立つ』ことを目指してきました。
2019年からその目標を掲げ準備を進め、『2020年度の処分数は200頭を超えていた』のが、『2025年度は11月末時点で1頭』までにすることができました。皆様からの温かいご支援、本当にありがとうございます。
全国で『殺処分ゼロ』を達成する自治体がでてくる一方、その裏では、怪我・疾患・攻撃性・高齢・治療の見込みがないなどを理由に『譲渡不適(負傷動物)』と分類され、『やむをえない殺処分』として処分は行われています。怪我・認知症・疾患・攻撃性、その”程度”は、どの程度なら処分やむなしと言えるのでしょうか。
私たちは、2025年度に救えなかった1頭の悔しさを胸に、いわき市の『まっしろな殺処分ゼロ』に向かって歩みを進めます。
しかし、綺麗事だけで救い続けることはできません。
いわき市で1頭たりともとりこぼさず、殺処分から救い上げ続けることができるように、私たちの活動にご賛同、ご支援いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。『いわき市の10年殺処分ゼロ』を共に実現させましょう!」
2011年3月11日の東日本大震災から15年。当初、警戒区域にとりのこされた犬をレスキューすることを活動目的としていたLYSTAさんは、全国ワーストの殺処分数の福島県の現状に日々格闘しながら、活動拠点のいわき市の殺処分ゼロまであと一歩というところまでたどり着きました。ここから10年間殺処分ゼロ継続へ、次なるステージへと前進するLYSTAさんをご支援いただけますようお願いいたします。
*********************************
★特定非営利活動法人 動物愛護団体LYSTAさんのご紹介・ご寄付のページはこちらからご覧いただけます。
※掲載の文章・写真はアニマル・ドネーションが許可を得て掲載しております。無断転載はお控えください。
*********************************
