2026/2/25(木)、公益社団法人アニマル・ドネーション認定保護団体向けの新たな学びの場「アニドネカレッジ」、第二回を開催。前回のキックオフに引き続き、今回も約40団体に参加いただきました。

テーマは「シニアforシニア」。

高齢者に高齢犬を譲渡することで双方が支え合い、幸せを感じながら過ごしてもらうための取り組みです。



今回のアニドネカレッジ第二回では、愛知県にて本取り組みを積極的に実施されている、特定非営利活動法人 DOG DUCA(以下、「DOG DUCA」) の代表 高橋 忍さんを登壇者としてお招きし、その取り組み状況や苦労話などについて発表いただきました。

また、ゲストとして医学博士の谷口 優先生にも参加いただき、高齢者が動物を飼うことによる健康上へのメリットについても言及いただきました。


シニア for シニアの特徴


高齢化が進む日本。65歳を超えて、動物を飼いたいが、年齢を理由に保護団体から譲渡を断られる場合も多いのが実情です。その結果としてペットショップから購入してしまうことで、不幸な動物が増えてしまう・・・。そんな悪循環を阻止するための仕組みが、シニア for シニアです。

DOG DUCAでは、譲渡前の確認として、生活環境や飼育経験の有無はもちろんのこと、一番重要なのは「愛情深さ」だと、代表の高橋さんは語ります。

「自分のためではなく、犬のために行動ができるか」これを最も重視しているとのことです。

譲渡後も、飼い主とこまめにやりとりをすることで、高齢の飼い主の健康確認や社会交流にも繋がっていると言います。

「人間の健康寿命を伸ばす上で、特に認知症を先送りすることが非常に重要。これには、投薬等の先端治療も大事だが、リスクを減らしていくことが重要であり、そこに伴侶動物が大きく寄与できる。動物(特に犬)を飼うことによって、適度な運動や社会活動等が活発になり、認知症予防に有効です。」

ゲストの谷口先生から医学博士としての観点からも、シニア for シニアの利点を説明していただきました。


アニドネ認定団体へのメッセージ

「日本が抱える問題の一つ「高齢化」に関して、動物福祉というアプローチで解決に寄与していきましょう。我々は、アニドネ認定団体としての責任を持って一緒に協力しながら取り組みを進めていきたいです。」高橋さんは最後に、他の認定団体の皆様へ向けた想いを語ってくださいました。

発表後はたくさんの団体から質問が寄せられ、会の中では回答しきれないほどに。

継続して、オンライン上(Slack)でコミュニケーションをとりながら、ナレッジの共有や相談ができる場を運営して参ります。


次回

次回は3月25日に「猫の多頭飼育崩壊」をテーマに開催予定です。アニドネ認定団体「特定非営利活動法人 猫と人を繋ぐツキネコ北海道」の実践事例をもとに学びを深めます。