迷い猫

To:シェイク

From:ゆにきんぐ

シェイクがうちに来たのは、いつだったかな? まだ子猫だった。 親と離れて、迷って、偶然うちに入ってきた。 あれっ?何か違うな?と思って、顔を覗き込んだとき、私はシェイクに一目惚れした。 なんて綺麗な目なんだろうって。 こんな猫いるんだって。 それから何日かは、うちの庭で、親猫待ちながら、世話をした。 でも、いっこうに親猫は現れないし、シェイクも私や家族になつき始めた。 そこからは早かった。 いつの間にか家の中でくつろぐようになり、夜は私のベッドにくるようになった。 今は大切な、私の可愛い迷い猫。