笑顔がいちばん

To:大

From:LUCKY MAMA

ラブラドールの成犬 5歳くらい 名前は、大ちゃん 2012年6月23日に、16才9か月同じラブのLUCKYを看取って、四十九日に遺骨を共同墓地に納めた。最後は元気にステーキを食べて亡くなった立派な子。LUCKYロスですっかり落ち込み、何とも手持ち無沙汰。シニアのLUCKYを抱く重みや、食材を細かく刻んで作るごはん。下の世話や腰痛マッサージ。全部なくなってしまった。時間を持て余す私を見かねた母は、「犬を飼いなさい。仕事中はLUCKYと同じ、家で面倒みるから」と笑顔で引き受けてくれた。「そうだね。」私は、ラブ好き。子犬から買うなんて考えていない。保護犬の里親になろう。さっそく検索。そして、一番に見つけたのが、大ちゃんだった。 怖がりさんのようだけど、大丈夫。LUCKYを毎日抱き上げてきたから力なら負けないし、さんざんLUCKYのイタズラや警察犬訓練所で訓練の仕方習ったし、ガン治療にも立ち向かってきたし。母と緊張して面談に向かった。「・・・・。」でも、かわいそうなくらい怖がっている。時間をかけてお話しして、ちょっとお散歩をさせてみたけど。どんどん自信がなくなってきた。そろそろ・・・。な、タイミング。お土産に持ってきたオヤツを思い出した。「オヤツ持ってきたから!」と車まで戻りながら、「かわいそうだし。私じゃ無理かも。」と思い車の荷台からオヤツの入った袋と、預かりボランティアさんへのお土産を取り出し振り向くと、そこに笑顔満面の大ちゃんが居た。バイバイと手を振って別れた帰り道。母が「あんたじゃなきゃあの子は、ダメ。他に里親なんていないよ。」確信のある言い方だった。 里親になって。お散歩を怖がる大。毎朝、毎晩実家まで、実家からの遊歩道、前にも後ろにも歩けなくなる。人を怖がってしまう。15分の道のりを1時間近くかかった。暑い8月の終わり。毎週末自宅まで訓練士に通ってもらって、私も訓練された(笑)。半年の訓練期間を終えて、旅行犬スタート。あちこち出かけて、少しずつ。僕ダメ~を克服。お散歩道が増えた。ドッグランが好きになった。笑顔満点。いたずらしないけど頑固。シャンプー、ナデナデ大好き。ご褒美クッキーを食べるお口は優しい。大は、良い子。あっと言う間の7年1ヶ月。9月始めにガンとわかってあっと言う間に亡くなってしまった。充実の7年1ヶ月だった。そして、私は、再び時間を持て余している。