天国にいるラムネ

To:ラムネ

From:北海道のメリー

2018年6月、我が家の愛犬ラムネが家族になりました。 ずっと実家で犬を飼っていたので昔から犬が大好きでした。 子どもが四歳になり少し手も離れてきたころ、一戸建てになったこともありワンちゃんを飼おうということになりました。私の強い希望で、ラブラドールを飼うことに決定。ペットショップへ行ってもなかなか巡り会えず最後のお店でラムネを見つけました。私も主人も子どもも一瞬で心を奪われすぐに家族になることが決まりました。 家に来てからのラムネは、やんちゃが炸裂…壁紙をかじってイタズラをしたり力加減がわからず四歳の息子を転ばせる…本当に数えたらキリがないくらいのイタズラをしてくれました。 ラブラドールは食いしん坊な犬種なのですが、本当に食欲旺盛で毎日モリモリ食べてすぐに大きくなりました。あっという間に息子よりも大きくなり、散歩に行くときはどっちが散歩してもらってるのかわからないほどでした。 一年ほどたったころ、朝起きるといつもいるところにラムネがおらず「ラムネ~」と呼ぶとゆっくりこちらに来ましたが、すぐにいつもと違うと気がつきました。あきらかに元気がなく、大好きなご飯をあげても匂いを嗅ぐだけで食べてくれず…すぐに動物病院へ連れていきました。 もともと心臓が弱かったようで、獣医さんから「もって3日かな」と言われました。昨日までは元気に走り回りご飯もたくさん食べて元気そうでした。でもきっと体調が悪かったんですよね。どうして気づいてあげられなかったんだろう…とすごく自分を責めました。 もうラムネに会えなくなってしまうと思うと悲しくて悲しくて涙が止まりませんでした。するとラムネが「泣かないで」というように、家族の涙をペロペロとなめてくれたんです。最後は私たちの腕の中で看取りたいと思い家に一緒に帰りました。夜中も交代で起きてずっと寄り添い少しでも苦しさが無くなるようにと願いラムネの最後の静かな時間を家族で過ごしました。 二日後、ラムネは天国へ旅立ちました。とても悲しくて、もっとたくさん遊んであげたかった…一緒の時間を過ごしたかった…一歳半ほどの短い命だったので後悔も多かったのです。でもいつまでも泣いていたら天国のラムネも悲しいよねと家族で話し合い毎日笑顔で過ごすことにしています。今はまだ心の準備ができていないけど、生まれ変わってまた家族になろうね!