天国から

To:テブクロとシロ

From:K

私が19歳の時に初めて飼った猫たち、2匹の兄弟猫、ハチワレのテブクロと、シロキジのシロは、近所で生まれた野良猫の子でした。 とても穏やかで賢くまるで私の親のような存在でした。 彼らが10歳の頃、シロの方に舌ガンが見つかり手の施しようがなく、あっという間に死んでしまいました。それ以降普段はクールなテブクロが枕元で寝てくれるようになりました。それまでは甘えん坊なシロの役目でした。 私を慰めてくれていたのだと思います。 その一年後、テブクロにも足の骨にガンが見つかりました。 非常に珍しい場所に出来て、やはり手の施しようがないと言われて、テブクロは相当足の痛みがあるだろうに、毎晩ベットの上で添い寝してくれました。 トイレも粗相することはなく、本当に最後まで私の為に頑張って生きてくれました。 テブクロも死んでしまって暫く経ったころ、昼寝をしていたら急に金縛りにあいました、その時は窓が開いていたのですが、そこからテブクロはフワッと入ってきた感じがしました。 私の首元をフワッと通り過ぎていつものように頬ずりをしてくれた感覚はあるのですが、目も開けられず手も動きません。 その時、頭の中にいつもそばにいるよ!という声がイメージとして流れ込んできました。 誰かに話してもなかなか信じてもらえないのですが。普段霊感など全くない私ですが、これだけはテブクロがテレパシーで送ってくれたメッセージだと確信しています。 私がいつまでもグズグズ悲しんでいるのを見かねて虹の橋を渡ってきてくたんだと思いました。その後は、また窓からスッと出て行ってしまいました。しっぽを掴みたいと思って掴めなかった事を覚えています。 実はシロの方も出てきてくれた事があります。やはり窓を開けて昼寝していた時です。 フワッと布団に入ってきた感覚、触ろうとするといつのまにか消えてしまいました。 こんな事があったのでテブクロからのメッセージを素直に受け取る事が出来たのかも知れません。2匹は、いつでもそばにいるよ。呼んだらいつでもすぐに来るよ。と、私に伝えたかったのだと。 彼らは私に沢山の愛を教えてくれました。本当にありがとう!今でも大好きだよ。