大好きにゃぽさん❤️

To:にゃぽ

From:もりりん

にゃぽさんは2008年10月8日に初めて家族に迎えた猫さんでした。 ちょうど猫を迎えたいと考え始めていたところに現れたのがにゃぽさんだったのです。 初めて見たにゃぽさんは生後6か月になるかならないかくらいのとても小さな猫さんでしたが、お母さん猫や他の猫さんと一緒にいるわけでなく、1匹で我が家のあるマンションの1階や駐車場で頻繁に見かけるようになりました。 しかし、当時はマンションの1階で食料品も扱う酒屋を営んでいたこともあり、猫がお店に入るのを嫌ったお姑さんがにゃぽさんの姿を見かけては追い払うようになりました。 どうにかして助けたいと思った私はお姑さんが寝静まった夜中に1階に行き、にゃぽさんに「おいで」と手招きをすると、我が家のある2階までトコトコついて来たので最初は玄関前で、少し慣れてきたら玄関へ入れてオヤツをあげるようになりました。 そんなことが1か月くらい続いたある日、にゃぽさん自ら部屋へ入り、テレビ台の奥に駆け込んでしまいます。 その時は1時間くらい居座ったにゃぽさん。最後は恐る恐る顔をだしベランダに出て柵にサっと登って走り去りました。 後で考えれば、にゃぽさんを可愛がっていた人は他にもいたので、この時に我が家がどんな家なのか?チェックされていた気がします。 そして運命の2008年10月8日がやってくるのです。 その日は夜中から雷も鳴る大雨でした。 朝方4時くらいに大雨の音の中にかすかに猫の声が聞こえたのです。 眠かった私は主人に「玄関で猫の声がするから見てきて」とお願いし、主人が玄関を開けるとずぶ濡れの小さいにゃぽさんが居たのでした。 直ぐに家の中にいれてタオルで塗れた体をふくと、ソファの上でウトウトしはじめたにゃぽさん。 そして、その後は外に出してと言うことなく我が家の子になったのでした。 うちの子になった翌日には自ら私の膝の上に乗って寛ぐようになったにゃぽさん。 本当に可愛かった。 それから8年と364日、新たにアトムを家族を迎えて賑やかになり、最後の1年はにゃぽさんがガンを患い苦しい思いもしましたが、どんな時もいつも一緒、本当に愛おしい時間でした。 今も昔もこれからも、ずっとずっとにゃぽさんが大好きだよ。 またいつかお洋服を着替えてこの世に生を受けたら、寄り道せずにまっすぐに家に来て玄関の前で鳴くんだよ! 待ってるよ、にゃぽさん(*^^*)