君のウンチは僕の肥し?

To:ぽん太

From:HIDE

ぽん太との出会いは4年前の事、ガキの頃から何時も我が家には犬がいた、特に好きでも嫌いでも無く自分にとって、ひとりの家族の様な存在に過ぎなかった、やがて自分も家庭を持ち2人の子供にも恵まれた、良くある話で子供達から「犬が欲しい!」とせがまれる、自分も満更反対ではなかったが、飼育の大変さも分かっていたし、共働きの我が家にとって留守番させるのも気の毒な気もする、何よりも最大の問題は愛娘の喘息の心配があった、更に言えば看護師である妻の意見は「命を守る覚悟が有るのか?」のご最もな問いかけで今回の計画は却下。それから数年の年月が経ち、息子が二十歳、娘は16歳、私たち夫婦の仕事もそれなりの責任を任され休みは愚か帰宅時間も遅くすれ違いの日々、そんなこんなで息子は多感な時期でもあり、家を空ける日々が多く成った、比較的仲の良い兄妹だった娘が何時も寂しそうだった、次第に夫婦仲も険悪な感じ、このまま一家離散になってもおかしく無い状況だった、そんなある日、妻に子供達に犬を育てさせようか?って恐る恐る提案したら、びっくり!妻も同じ事を考えていた様で早速、子供達を集め家族会議、何があっても全員の力で生涯飼育を誓い新たな我が家と犬との生活が始まった。迎え入れた日から勉強漬け、のめり込むタイプの自分だけに、躾けやフード選び、行動学を学んだり思い以上にに大変だった、バラバラになり掛けた家族はと言うと、会話も増えて帰宅時間の早い事!(今まで何してた?)休日はローテーションを組み出来る限り、留守番の日は無くそうと家族一丸で話しをしたり、綿密に連絡を取り合い、夜の散歩は誰が行ける?なんてね。ある日妻の知人から、躾け教室や保護活動をしてる良いお店があるよって紹介されたのが「DOG DUCA」だった、その後、息子は無事に職に就き、娘は来春の就職も決まり、妻は相変わらず忙しい日々を送っています、私はと言うと29年間勤めた会社を早期退職して「DOG DUCA」でボランティアをしています。そこでまた新たな価値や現代の日本に於けるペット業界の問題、其れに携わる人々との出会い、日々学び成長しています。来春には犬に携わる仕事に就く予定です、これから先も宜しくな、ぽん太!