おしりを君に預けます

To:むーたん

From:ゆか

小さい頃から動物が大好きで、犬と暮らすことを夢見ていた私。でも動物を取り巻く過酷な現実に立ち向かう勇気はなくて、殺処分やパピーミルなどの実態から目をそらし、悲惨な情報も全てシャットアウトしていました。 それが愛犬むーたんと暮らすようになったことで、そういった情報にも不思議と向き合えるようになりました。もこもこのベッドで幸せそうにぬくぬくしてるむーたんを見てると、それだけでなぜか現実に向き合う勇気が持てたのです。 眠るときいつも、「むーたんのおしりはお姉ちゃんにあずけた。」と言わんばかりに自分のおしりを私の体にくっつけてくるむーたん。私がむーたんのおしりを預っているようで、実はむーたんの方が私の背中をおしてくれているのかもしれません。