愛おしい貴女へ
To:あんず
From:濵本 麻実

子供が居ない私たち夫婦にとって、娘と息子のように共に過ごしてきたあんずとまろん 1つ年下のまろんが10歳を迎えられずに天使になったあと、王林というひとまわり年下の弟を迎えました 長女でしっかり者のあんずはルールや躾をしっかり教えて手本となってくれ、大きな病気ひとつせずハイシニアと呼ばれる年齢を迎えました 14歳の時に前庭疾患を患い、突然首が右に傾いてしまいました 鍼灸や漢方薬のおかげでなんとか元に戻るも、脳疾患による痙攣が頻繁に起こるようになりましたが小さな身体で15歳3ヶ月、よく頑張ってくれました 若い頃は気が強くてガウガウさんだったけれど、年齢と共に穏やかな優しい笑顔を沢山見せてくれました 傾いた世界で見た桜、記憶に焼き付けてくれたかな 貴女の笑顔が愛おしくてたまりません 沢山の愛と思い出をありがとう 虹の橋で4年も待っててくれたまろんと仲良く、王林や私たちを見守ってね