仔犬の誕生☆
To:小町 & 杏仁
From:西脇嘉重

我が家に愛犬.小町がやってきたのは8年前。 可愛いくて可愛くて、(2匹目を飼うなら小町と血の繋がった子を)と言う考えから小町の出産を思い立ちました。 友人の助けもありブリーダーさんとのご縁が繋がり、交配、妊娠出産が現実となりました。お腹には3匹の仔犬が(^.^) 出産当日、その兆候を見せた小町はとても苦しそうで胸を後悔がよぎりました。 (こんな可哀想なことさせて良かったのだろうか。。。) そしていよいよ1匹目の出産。 生まれた女の子は1度も鳴くことも息をすることもありませんでした。 不運にも通っていた動物病院は定休日。 パニックになりながらも助けを求めた別の病院の獣医さんが駆けつけてくれました。 蘇生を試みたものの小さな女の子はそのままお空へ旅立ちました。 そんな中、2匹目の出産が。生まれてきたのは更に小さな男の子。やはり鳴き声をあげることはなく、肌の色も紫ぽい男の子。。 獣医さんの必死のケアでなんとこ産声をあげる事ができました! (何とか生きて欲しい)シリンジでミルクを飲ませて温めてとしているうちに3匹目の出産が始まりました。 3匹の中で1番大きなその子は生まれ落ちた瞬間から大きな鳴き声をあげてくれました! (良かった。。元気だ。。)安心したのも束の間、2番目の男の子の呼吸から雑音が聞こえ始めました。 獣医さんのお話では(消化器官に不具合があるかもしれません)とのこと。 結局2番目に生まれた男の子は5時間頑張ってくれましたが、小町のお乳を1度も飲む事なくお姉さんの後を追いました。 悲しすぎる気持ちと嬉しすぎる気持ちを1日で経験した我が家には複雑な空気が流れていました。 が、最後に生まれた元気な男の子。 この子を大きく元気に育てなくては!その使命感が少し悲しい気持ちを緩和してくれたように思います。 小町のアプリコットの毛色から(杏仁)と名付けた男の子は、やんちゃすぎるのが玉に傷の元気な男の子に育ち、間も無く3才を迎えます。 そして飼い主に転職を決意させるほどに!! 産んでくれてありがとう。生まれてくれてありがとう。 私の人生を変えた貴方達は小さな巨人です。