8月、夕焼け、末日
To:Toto🐶姫
From:葉子

土曜日。 いつものように、Toto🐶姫を抱いて庭に出て、朝焼けを眺め、陽の力に感謝。Toto🐶姫は草の上。私はつかの間の雑草取り。土の香りに、Toto🐶姫の鼻が動く。 日が傾くと蚊取り線香を焚き。香る中、夕暮れの風を楽しみました。 風が吹き、Toto🐶姫の表情がふっと和らいだように感じ。ほころんだ表情を見せ、そして間もなく、お腹の動きが止まりました。それから弱々しく息をすぅっ〜と吐いて、昇天。 9歳半で我が家のニューフェイスに迎えたToto🐶姫、満18歳と5ケ月。 8月31日土曜日、西の空は真っ赤。ちょうど6pmでした。 夜は、これまで通り2時間置きに目が覚めて思わずToto🐶姫の様子を探し、涙😢 涙あふれて。 翌日の午前中に火 葬を終えました。 山の上、ミンミンゼミとツクツクボウシの鎮魂歌が響き渡り。 ここで再び、私は心のシャッターを押して。 秋。枯葉がひらひら見送ったCoco 🐶。 春。桜の花びらが風に舞う中見送ったBobo 🐶。 瞳を閉じれば走馬灯。 3匹とも保護犬でした。きっと、わかってあげられなかったことがたくさんあったことでしょう。 3匹目がいなくなり、家が広くなりました。 そうして、やがて年は開け、私は還暦を迎える。