どこにいても見つける
To:たぬき
From:りさ

たぬきの身体が6歳で急におかしくなって、ママは沢山沢山泣いた。たぬきがいなくなったらどうしよう。って沢山泣いて、ごめんねって言ったよね。辛い治療、たぬきは望んで無いのじゃないか、ママのエゴなのかなって。目が失明して、またママは泣いた。昨日まで走ってたたぬきが、起きたら動けなくなるなんて、夢だったらいいのにって。それから三年。沢山沢山注射して、薬を飲んで、点滴して、よく頑張ったね。でも、その分沢山沢山、いろんなところへ出かけて、沢山のわんちゃん、ねこちゃんと出会って、沢山の人に出会って、たぬきって言うんだよって自己紹介したね。春には桜を見て、夏には海や川に、動きにくいライフジャケット着て入ったね(笑)その姿は可愛いから毎年行っちゃうけど、、秋には山に行ったり、旅行に温泉に、冬は雪を見て、当たり前が当たり前じゃないって思わせてくれたのは、たぬきだったよ。ありがとう。そして、たぬきがママと出会って、ママの運命はもう一つ大きく変わったんだ。それは保護活動。影で苦しんで、殺される子がいるって知るきっかけをくれたのは、たぬきだったね。そして、我が家に今まで沢山のわんちゃん、ねこちゃんがきて、そして幸せへと旅立って行ったよね。たまに、幸せになったお友達に会いに行ったりして、忙しい時もあったね。いつも保護っ子達に、たぬきのベットやお部屋、貸してくれてありがとう。優しくしてくれてありがとう。小さな子のお世話をしてくれてありがとう。たぬきには、ありがとう。が沢山沢山あります。これからもママと沢山のことを経験して、沢山のお友達に出会って、1日1日を過ごしていこうね。たまに怒ったり、スネたりするママだけど、玄関を開けると大好きだよ!の笑顔で迎えてくれてありがとう。どこにいても、ママを見つけて、ママのところへ一目散に走ってきてくれるたぬきが大好きです。