初代猫

To:ユキ

From:ちぐさ

近所を野良猫の親子がうろついているのは知っていました。3月初旬の大雪の翌日、我が家の窓を引っかいて鳴いて助けを求めていたのは、その子猫でした。 首の後ろにはカラスかトンビに襲われたような傷、目は目ヤニでふさがっていました。あまり深く考えず、取りあえず保護。 大雪と共にやってきたので「ユキ」と名付けました。 猫を飼った事のない私は、猫は自由気ままに懐かないものだと思っていました。が、ツンデレどころかデレデレ。人が大好きで特におとーさんが大好き。よくおとーさんの上着の中に入っていました。 腎臓を患っていることに気付いてあげられなくて、5才で亡くなりました。 その後4匹の猫がウチにいますが、ユキの事を反省して体調の観察に気を付けています。後から来た4匹の猫は、誰も上着の中に入ってくれません。