想い
To:Chai & Latte
From:Irvine

コロナ禍でチャイラテと過ごす時間が増えて、以前よりもさらにお互いの信頼関係が深まったと感じる。それは素晴らしいことだけれど、改めて考えることがある。私たち人間は成長するにつれ、家庭以外にも、学校や職場など、様々なコミュニティに属すようになり、その中で新たな信頼関係や愛情関係を築いていく。大切な人をなくしたり、信頼していた人に裏切られたり、本当に辛いことが時にはあるけれど、ペットや家族はもちろん、様々な人たちに支えられて乗り超えられる人が多いのではないだろうか。 一方ペットたちはどうだろう。多くの場合、彼らは飼い主の家庭で大半の時間を過ごす。彼らにとっては家族が世界の全てだ。人間と異なり、家族以外に頼れる存在はない。だから留守番の時はいつも寂しい不安そうな表情を浮かべるし、大好きな飼い主さんが帰って来た時はいつも全力で喜びを表現してくれる。もしそんな彼らが飼い主に裏切られ、捨てられたとしたら。 私たちは知っている。彼らが優しかった飼い主さんを決っして忘れないことを。大好きな飼い主さんが迎えに来て暖かい手でまた抱きしめてくれるのを信じて、待ち続けることを。今この瞬間にもそんな思いで、最期の時を迎えるその時まで、待ち続けているペットたちがいることを。 コロナ禍で経済的、精神的に大変な人々が多いと思うけれど、そんな状況だからこそ、一人ひとりが、改めて飼い主の責任、ペットの気持ちを見つめ直してくれたらと切に願います。