悲しみから救ってくれたのは
To:カリン
From:mayuzo

愛犬(シーズー)を老衰で亡くして、 しばらくの間、 平気な顔をしながらも、 思いっきりペットロスになっていました。 こんな悲しい思いを二度としたくない! そう思って暮らしていたけれど、 それでもどこかで、 犬のいない暮らしの空しさだけが増えていきました。 そんな日々を過ごしていて、 ある時、保護犬ボランティアさんのHPを見たら、 シーズーがいました。 こういう出逢いもあるのではと想い、 あれこれと悩んで、 そうしてカリンと出逢いました。 保護犬というものにどこかマイナスイメージを抱いていたけれど、 なんてことはない、ごく普通のどこにでもいるシーズーでした。 ただ日々を過ごすだけの抜け殻だったのが、 カリンが来たことで、 変化を遂げていきました。 心の空洞を埋めるための存在。 死んだ先代の身代わり。 申し訳ないけど、最初はそう思っていました。 だけど、だんだんと、 カリンはカリン。 そういうことが分かってきました。 悲しみから救ってくれて、 そうして喜びを再び教えてくれたカリン。 彼女を通じて、 保護犬についての理解も増えました。 ボランティアさんたちの想いも知ることができました。 犬猫が置かれている状況についても、 目を向けるようになりました。 多くのことを教えてくれ、 多くの人との繋がりももたらしてくれたカリン。 半年後に迎えた元保護犬デンデのことも、 大好きでいてくれて、 多頭飼いの面白さも教えてくれました。 毎日、楽しそうに暮らしていて、 やがて病に倒れ、病院での最期になりました。 あなたを失って、 とても悲しかったけれど、 あなたとの日々は最高に幸せなものでした。 いろんなことを教えてくれてありがとう。 お母さんはいつまでもあなたが大好きです。