彼が「ベル君」になった日

To:ベル

From:Hiromi kashino

2020年、12月我が家に新しく家族が増えました。 名前はベルといいます。 遡る事数ヶ月前から家族の間で「おうちでワンちゃんをお迎えしよう」という話が出ていました。 最初は介助犬のリタイアウォーカーにエントリーしていたのですが、エントリーされている方も多数でいつになるかわからないという事で、里親募集サイトを家族で閲覧していました。 自宅が階段の多い間取りなので、小型犬さんは難しいということで、中型犬か大型犬で探していたら、そこにベル君(以前は別の名前でした)がいたのです。 他にもエントリーされている方がいないか心配しましたが辞退されたとのことで会いに行きました。 尻尾は下がっていたけれど、すごくおとなしくて優しい目をしていて、さらに大好きになってしまいました。 うちには他に猫も5匹いるので猫達と上手く行くかとか、おうちにちゃんと慣れるかとか凄く心配もしましたが、本当に驚くほどいい子でした。 ベルのプロフィールには、破壊行動と人を噛んだせいでセンターに持ち込まれたとありましたが、この子が本当にそんな事したの?と思ってしまうくらい落ち着いて生活しています。 現在、推定8歳。 この先の犬生が彼にとって有意義であればと思います。 ベル君が、おうちに来てくれてから、あまり自分の意見を人に伝える事が得意ではなくて、嫌な事も我慢してしまう性格でしたが、苦手な事、困る事もハッキリ伝える事ができるようになっていた自分にも驚きました。 ベル君が、おうちに来てくれなかったら学べなかった事がたくさんあります。 本当に、うちに来てくれた事を感謝しています。 過去なんかどうでもいい!!! 一緒に毎日の日々を大切に生きれたらと思います。 限りある命の時間を人も動物も大切に、自分も家族も大事に生きていきたいと思います。