ラブラドールとの30年

To:ジョディ

From:ラエラ

ラブラドール2代と30年暮らした。コロナの時代にペットを飼う人が増えたのもわかるが、ちゃんと覚悟があるのかどうか心配だ。 ペットを飼うには努力がいるが、それが苦労と思う人は飼わない方がいい、というのが私の持論。  3年前に2代目のラブラドールを亡くして、今は飼っていないが今もいたらいいなあ、といつも思ってる。 今日、ネットのある記事でお気に入りの場所でガムを噛んでいる犬の話を読んで、ジョディもガムを噛んでいた姿を思い出した。 若い時はゼラチンでできた骨型のガムも噛んだが、豚の蹄を大事に抱えて噛んでいた。疲れるとそのまま寝落ちして、ぽろっとその蹄が口から落ちて・・・ かわいかったなあと今になってしみじみ思う。 一代目のラブはイエローでジェニー。思えば我が家の一番いい時代を一緒に過ごした。物覚えがよくて、私は訓練士の才能があるんじゃないかと思うくらい、いろんなことを覚えてくれた。 二代目のジョディはあまり物覚えはよくなかったが、来て半年後に父が亡くなり、その存在に大いに慰められた。 動物は人にないものを与えてくれる、だから人はペットを飼うんだ! と、一つの真理を見つけた気がした。 無邪気なしぐさ、絶対的な信頼、まっすぐな愛情、これは人間には望めない。 (赤ちゃんは別かもしれないが) 大型犬としては驚かれるほど15年生きてくれて、最後は腕の中で亡くなった。 今もいてくれたら、ステイホームでも楽しい日々を送れるだろうにとよく思う。 ユーチューブでラブラドールを見ているが、どれも可愛くて楽しくて、いいなあとうらやましくなるこの頃だ。