ペットの捉え方

To:Chai Latte

From:Pluralism

昔住んでいたペット先進国オーストラリアではむやみやたらに犬猫を「可愛いー」と褒めなかったことをふと思い出した。 ペットは愛でるための下等動物ではなく、性格や意思を持った家族の一員だから。人間が他人の子供をただ可愛いと褒めるのではなく人格も含めて話題にするのと同じ。 コロナ渦で寂しさを紛らわすためにペットを飼う人が増えている中、家族を増やすという覚悟まで持たずに飼ってしまった人もいるだろうとおもう。飼育廃棄が増えるリスクは怖い。 でもこの人間が弱った時期にどれだけペットが癒してくれたか、家族の一員として飼い主のウェルビーイングに貢献できるかを世間が気付く良い機会になるのではないかと期待もある 犬猫はたくさん話しかければ話しかけるほど言葉も覚えるし、複雑な表情もする。強気の顔、心配そうな目つき、白けた表情。 人からの働きかけが増えるほどペットの個性が磨かれてくる。コロナでたくさんの時間をペットと過ごせる時期だからこそ、一匹一匹の個性に気づくチャンスがある。この時間を通じてペットに対する認識が「愛でる対象の所有物」から「相互依存の家族」へと大きく切り替わっていくと嬉しい