宝物が我が家にやって来た

To:くう

From:ノロくうママ

11月の半ば風の強い寒い深夜。車で買い物に出かけていたときのこと。左手の竹藪にちょこんと小さな白と黒のものが見えました。それが、うさぎのくうちゃんとの出会いです。野良猫も多い地域で、襲われると思い、すぐに保護しました。自宅へ帰る車のなかで、抱き抱えていたら、くうちゃんは安心したのか眠ってしまいました。抱いた状態で眠るのは、これ1回きり。今は抱かれるのは好きでないみたい。  家には先代の保護うさぎが使っていたケージを捨てられずに取っておいてあり、ひとまず、くうちゃんをそこに入れておきました。 興奮しているのか、慣れない場所ですぐにご飯は食べてくれなかったのですが、翌日には、ものすごい勢いでご飯をたいらげ、その様子、よく食うというのが名前の由来です。  保護した翌日からくうちゃんの飼い主探しをしました。保護した場所のご近所へ聞き込みや、ビラ配り。2週間待って名乗り出てこなかったらうちの子にしようと決めました。 そして運命の2週間。我が家にくうちゃんを迎え入れました。  先代のうさぎは保護した時には、すでに思い病で、ずっと闘病生活でしたので、くうちゃんの健康状態がとても不安でした。しかし、そんな心配は全くいらないほど、くうちゃんは健康体でした。それが嬉しくて 嬉しくて。跳び跳ねる姿に感動しました。 ママが人工透析で辛いときに来てくれた先代。1年で亡くなって、1年後に、くうちゃんか来てくれました。心の支えになってくれました。そして、ママの病状が悪化して、移植を選択したときも、この子のために頑張らなくてはと、支えになってくれました。そして、無事に移植成功。ホッとしてしばらく、くうちゃんが我が家の子どもになって8年過ぎた頃、くうちゃんが斜頚(エンセファリトゾーン)を発症してしまいました。治療までに一刻を争うと聞いていたので、心配で胸が張り裂けそうてした。すぐに獣医にかかり、1ヶ月集中の投薬治療へ。絶対にママが治す‼️早期の治療と気合い(?))が幸いして、大事には至りませんでした。それから約5年。今年で13歳のご長寿うさぎになりました。おじいさんなのであちこちに老化が見られますが、今でも足を伸ばしてリラックスしている姿を見せてくれています。先日はキャリーカートデビューしました。まだまだ楽しい思い出をたくさん作りたいです。