これからもよろしくね

To:ちま

From:あみじゃが

ちまさん。 あなたと暮らし始めてもう4回目の春だね。 おとさん、おかさんと幸せに暮らしてたのに、最初はおとさん、そしてその7年後にはおかさんが逝ってしまって、ちまさん、きっと自分は棄てられたんじゃないかって、とってもさみしくて悲しい思いしたよね。 でも、おとさんとおかさんの代わりに、ねえねが来たよ。 おとさんとおかさんの代わりに、ねえねがちまさんを一生守るよ。 ねえねがおうちに帰ってきたとき、ちまさんはもう10歳になってたから、最初はすごく戸惑ってたよね。 どうしておかさんがいないのかわからなくて、ねえねが思った通りのことしてくれないと、たくさん鳴いておかさんを探してたよね。 ちまさんにおっかなびっくり接するねえねに、きっとちまさん、たくさん不安になったよね。 それに、おかさんはいつもそばにいてくれたのに、ねえねは毎日お仕事行って、ちまさん、初めてたくさんお留守番しなくちゃいけなくて、朝早くから夜遅くまで、いつもひとりぼっちでねえねの帰り待っててくれたよね。 おとさんやおかさんが急にいなくなったから、きっとねえねがちゃんと帰ってくるかどうか、ちまさん、たくさん不安になって、たくさん心細い思いしてたんだと思うよ。 ごめんね。 ちまさん。 あなたはとっても勇敢で、とっても賢くて、とっても強い女の子。 でも、とっても寂しがりやで、ねえねの姿が見えないと、とっても不安になるんだよね。 だから、ねえね、ちまさんがさみしくならないように、たくさんちまさんと一緒にいるね。 あなたは私のたからものだよ。 あなたはおとさんとおかさんがくれた、大事な大事なたからものだよ。 これから10年も20年も一緒にいようね。 ねえねはちまさんを絶対おいて逝かないからね。 ねえねはちまさんを絶対ひとりぼっちにしないからね。 だから、これからもよろしくね。 大好きだよ。 愛してるよ。