殺処分になりそうだったマメちゃん
To:マメちゃん
From:須藤久美子

FBを始めた頃、それまでは動物の悲しい話には目をつぶっていたのですが、日本中で頑張っている動物ボランティアの姿にもう目をつぶっていてはいけない、と思うようになりました。いろんな団体に寄付や支援物資で協力していたある日、あと一時間で殺処分になる、との投稿に近くでもあったこともあり、手をあげました。ちょうど保護犬が相次いで亡くなり、もう飼わないと思っていたにもかかわらず。写真一枚で勝手に決めてしまったので家族には事後承諾。ボランティアがその子を連れてきて、フィラリア強陽性、去勢済み、推定7歳ということも何も問題なく、迎え入れました。うちには保護猫が10匹程いましたが、落ち着いてからマメは猫嫌いが判明。それからはマメは居間を独占。猫達は猫部屋で暮らすことになりました。室内飼いが絶対条件でしたから。庭も広いので自由に走り回れましたが、車で散歩に行くのが大好きになり、毎日二キロくらい先の公園までドライブ。そんな出会いから自分もボランティアをやりだし、今は地域猫活動を主にしています。 4年程投薬し、フィラリアが陰性になり、ほっとしたのもつかの間、元気がないので獣医さんに行き処方されたその晩、急死しました。たった5年の家族でした。でも自分が動物福祉活動を推進することができていることは沢山の命をマメが繋いだのだと思っています。マメ、短い時間だったけど貴方の存在はとてつもなく大きかった。本当に有り難う。